死を忘れた男を見ました。
ベトナム映画らしいです。
ホラー映画かな?と思ったら、ホラーテイストの人生の話でした。
ラストを考えるとある意味ホラーかなとも思いますが。
この映画、ある女性が、海岸で目覚めるところから始まる。どうやってここまで来たのか?何も覚えていない。そのまま帰路につく。何故この海岸に来てしまうのか?大病を患う娘を抱えながらも、占い師に相談すると、あなたは出会わなければならない、というようなことを言われる。
そして手がかりを掴んだ女は、ある場所から、一冊に日記を掘り出す。それを読むと、ある男のことが書いてあったーという話。
ここからはほぼ男の話が始まるので、主人公はこの男!です。
気分的にはネバーエンディングストーリー。
で、主人公の話が始まるわけですが、なかなかの一大巨編になっている。壮大。
主人公がいかにして、死を忘れた男になってしまったのか、英題はThe Immortalなので不死ってことですが、彼がそうなった経緯と、そうなってからの人生を描いています。
これがですね、なかなかですね
長い!すんごい長い!大ボリューム。
しかし、見ていてもっと感じるのは
この映画、すげー作るの大変そう・・・・・
ってこと。だってさ、男がメロドラマしてたり、不死になったり、捕まって拷問されたり、戦争が起きてたり。
いろんなことが起きすぎだって!
と、そのボリュームに圧倒されつつ、ようやく現代と結びついたりもするわけなのだが、監督曰く、やはり撮影がとても大変だったとのこと。
トラックに揺られるシーンなどが出てくるのだが、そこはもう45度とかだったっけ・・?とりあえず東京なんか目じゃないレベルの暑さで、適宜水分補給してもあかんレベルだったとか、洞窟が出てくるシーンは、近場から洞窟に行くまで2時間、帰るのに2時間かかって、撮影でに映画クルーが10kgぐらい痩せたりもしたとか・・・w
ベトナムの世界三大洞窟で撮ったらしい。
どんだけ大変なんだろうな!
撮影場所にはこだわったとの事で、撮影場所を決めるまでに2年ぐらいかかったとか。
確かに、ベトナムに行きたくなったといえば、なったな!
私をあの山に連れてって的な。
とまあ、疲れたけど興味深い映画ではありました。
惜しむらくは、主人公の男の人のお腹がちょっとダボついていた事ぐらいでしょうか。普通の男が不死になるっていう意味ではあれでいい気がしなくもないが!