ザ・リング リバースを見ました。
リングのハリウッド版3回めのリメイクですね。
主人公は、大学生の女の子です。
チャットしてた彼氏が、謎の研究学習をしてて、実はそれがリングのビデオの研究で、巻き込まれてしまう、そんな話です。
わたしのリングの好きなところはですね、
母が子を思って、サラコナー宜しく車をかっ飛ばすシーンなんですよね。
貞子が出てくるところでも、井戸が出てくるところでもないんです。
だから、仄暗い水の底からのハリウッドリメイク版とか、結構好きでした。
さて、量産型になってきたザ・リングシリーズ。
どうなるやらの三段目。
結果的にはですね。
可もなく不可もなく量産型だな!!
という感想が一番近いです。途中で人間の方が怖く感じる下りに関して言えば、そこに注視するべきではなくて、やはり原点回帰したというならば、
他人にビデオを見せることで呪いを移すという行為自体が、恐怖に刈られた人間としての性の恐怖
を醸し出すべきだと思う。
こういうシリーズ物って、回を重ねるごとに量産型になっていくんですよね。
でも、死霊館シリーズや、インシディアスシリーズは回を重ねるごとに盛り上がってきたりもするんですよ!
やってくれるよ、ジェームズ・ワン。
死霊館シリーズや、インシディアスシリーズだと、ある特定のキャラが通してシリーズに出ることで、チャッキーや、13日の金曜日、エルム街の悪魔のような、
待ってました!君を待ってました!
みたいな盛り上がりができるんですよ。コメディ路線に振るからこそできるやつ。
でも、リングシリーズって、
君を待ってました、感がない
敢えて言えば、貞子VS伽倻子は、
きっと待ってた、君たちをずっと待ってた!!!!
という感じがとても好きだった。逆にいうとコミカルさを期待しているといってもいいのかもしれない。
本格的なホラーというところに立ち返るならば、もう後ひと押し欲しい、そう感じた本作でした。