予告で気になる出だしでしたね。
ある日突如、先生が、自分のクラスにのみんなに、あなたたちはこれから人質ですー。とつげる。
ある生徒が、自殺した、いや彼女は殺されたんだー。その犯人を探すため、毎日宿題を出す。その宿題ができなかった場合は、一人ずつ殺していく。
なるほど??つまりあれか、クローズドサークルの貴志祐介の悪の教典をドラマでやろうってわけか?!
いいじゃないか、心躍る。
と、当初は思っていました。
しかし、2話目辺りから、その雰囲気は崩れだすのだ。
菅田将暉が、生徒たちに、君たちにはそんな大人にはなってほしくない!と、号泣ばりに説教をしだすのである。
なんという。うざさ。
なんという、菅田将暉の無駄遣い。
どうしてくれるねん。
これ、人死なないやつやん。
菅田将暉はもっと崇高なドラマに使ってよ。
まさか、全然スリラー映画にならん方向でくるとはな。
と、この時点でがっくりしたのである。
またしても、面白くないドラマができあがってしまったなと。
そしてずるずるとドラマを見続けているのである。
なぜこんなにつまらないのに見続けているのであろうか?
ふと疑問にも思う。
うざいし、つまらんし、冷めるし。
見る原動力を与えているものはなんだろうか。
そこでわたしは考えた。
町医者ジャンゴ現象だと思う。
むかし、町医者ジャンゴというドラマがやっていたのだが、主演のEXILEの人がとてつもなく演技がへったくそだったのだ。
一話の一言目で、何じゃこりゃぁ?!!!
という度肝を抜くレベルの下手くそで、これは私が演技したほうがうまいんじゃないかと思わせるほどだった。
しかし、彼の行く末が気になる。
つまるところ、彼のこの下手くそな演技が気になって仕方がない。
そう。
このつまらんドラマがどう着地しようとしているのか、気になって仕方がない!!
つまり、四分の恐怖と六分の好奇心というわけなんだ。
視聴率がいいから面白いというわけではないのがなんか納得したわたしだった。