ダーククリスタルを見ました。
あの人形たちが動き回って楽しすぎる古い映画です。
話は結構王道で、虐げられていた民族であるゲルフリン族、世界を支配するスケクシ族、長老みたいにゆたーりしているミスティック族などがいる世界。ダーククリスタルを掌握しているスケクシ族が世界を滅ぼす、的なことを言われた主人公のゲルフリン族が、ダーククリスタルのカケラを持って、救おうとする話、です。
まあ、何を言っているかよくわからないかもしれないが・・!
見た方が早いですね。
スケクシ族っていうのは
いかにも醜い容姿をした鳥のような奴らのことです。
きったね!!みたいないでたちで、もちろんご飯の食べ方も汚い!
でも、その食べ方の動きが素晴らしく、それはそれでどういうことでしょう、見入ってしまいます。
一同かいする晩餐会が素晴らしい。
そして、長老みたいなおっとりしたミスティック族っていうのは、
まあ、トカゲみたいな亀みたいな、スターウォーズに出てきそうな感じの素晴らしきおとぎの国の生き物です。
尻尾が生えているんですが、このミスティック族の登場シーンが素晴らしく、尻尾がしゅるるっと動いて、弧を描くんですよ。なんて素敵なんだ。
とりあえず、造形に惚れ惚れしていると、ちょっと人間ぽい感じのゲルフリン族も出てくるわけです。
彼は、ゲルフリン族の生き残りということで、ミスティック族に育てられているわけなんですが、ちょいちょいオカリナを吹くシーンがあり、指が自在に動きます。
指が自在に動いているぞ!
素敵だ。あと、彼に関して感心するなと思うのはですね、リアルお外で撮っているシーンが、ちょいちょい出てくるんですが、どう考えても、
中身人だよね。
みたいな動きのところがあります。おそらく、リアルお外で撮影していて、遠巻きに撮っているシーンは、中には人が入って撮影しています。で、人形アップになるときは、人形で撮影している感じ。
素晴らしいな、おい。 技術的には止むを得ずそうしているんだろうけど、頑張っているな!!
と、シーンごとシーンごとに動きを逐一観察してしまいます。
なんてことだ、ストーリーがあまり頭に入ってこない!!
逆にいうと、ストーリーが結構単純でよかった、本当に人形の動きにばかり目がいってしまうw
しかもさ、テナガザルみたいな生き物に乗って、颯爽と駆けるシーンとかあるんだけどさ。
マジで、颯爽と駆けているんだが。
躍動感が素晴らしい。
つうか、このテナガザルのような生き物の動きも素晴らしいんだが。どっちかというと、シルエットはナマケモノ感あるんだけど、すごいな・・。
そして、水たまりに、ぽちゃんする主人公。
この森のシーンの植物のシーンとかすごくてさ。しゅわしゅわ動いてるんだわ。
気分は、風の谷のナウシカの腐海。
水草もちゃんと中に入れてあるし、ああもう凄すぎて一度は見て欲しいシーン。
この森で、もう一人のゲルフリン族と出会うんだけど、顔が本当にしょこたんに似てる・・・・わけだが、そのしょこたんがね、育てられた民族たちと宴みたいなのを開くシーンがあるんだけど。
そのシーンもなかなか圧倒的。素晴らしい。
たくさんの人形たちが踊り、歌い、弾き、くるくると回る。
あぁ、もう何このシーン楽しすぎてやばいからずっと観させて。
だめだ、こりゃ人形が好きすぎて、物語の中身が入ってこないぜ!!ばりに、惚れ惚れするに人形たちの協奏曲。
幼い頃に、これを観て育ちたかったな、と思いました。
これを撮った監督に感服する。人形愛がすごい。おすすめです。