クレイジーリッチを見ました。
ニューヨークで育った中国系アメリカ人の主人公の女性が、今彼の親友の結婚式に同行。
シンガポールで挙式がある。ついでに親にも会わせたいというので行ってみると、飛行機はファーストクラス、なにかおかしいと思ったら超大金持ちだった!という、あらましのら映画です。
この映画の新しみは、というとほぼキャストがアジア勢で固められていることです。
これはなかなか見ない。
まず、ハリウッド的にもいうたら、アジア勢の階層は低くて、歴史系がテーマでもないのに、このようなラブコメが作られるなんてことがまずない!
と、はいえ、中身はというとわりと普通にラブコメ。
彼氏のお母さんにも嫌われ、彼氏を取り巻く血族たちにはあの女!と言われ、心が挫けそうになる。
そんな彼女にも味方はいて、ちょっとお下品感が丸出しの友達。
この映画にコミカルさをプラスしています。この家族自体が、微笑ましい。
ヤン家と結婚した女は家に入ったら、夫を支えるのが役目だ、的なことを彼氏のお母さんから言われる主人公。おばーちゃんからは、気に入られる。
でも、おかーさんが厳しく当たるのにはわけがある。そのいちまくは、みんなで餃子を包んでいるシーンに如実に現れる。
でも、わたしはこのおかーさんが結構好き。
あまり多くを語らないけど、意思を感じる。ラストシーンのお母さんのワンシーンにも注目していただきたいところ、あのお母さんが好きだ。ミシェルヨーっていいね。
とかく、この映画は、強い女性たちがメインで回している。
主人公は言わずもがなだが、主人公のお母さん、彼氏のお母さん、彼氏の従兄弟のアストリッド。
どいつもこいつも、地に足が着いて、自立した、意思がある女性たちだ。
カッコ良い。
ラストシーンあたりの主人公とミシェルヨーのやりとりもいい流れですね。
この先アジア勢の映画が増えるのかしら。