javokの日常

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


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映画:ビリーブ 未来への大逆転(On the Basis of Sex)、法律は性別を差別するのか。

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見てきました。

裁判モノってドラマとかではよく見るんですが、意外にも映画で見ることってあまり経験がなかったので見に行ってみました。

 

原題は、On The Basis Of Sex.性に基づいて〜と言う意味ですね。

ググるといろいろ言葉が出てきますが、

not distinguished On the basis of Sexは、性によって区別されない、と言う意味があるらしいですね。

Sexと言う言葉遣いで意外だったのが、劇中で書類を記載するときに、Sexと言う言葉を使いすぎていたら、genderと言う言葉にしてもらえないか・・・・Sexだと違うものを連想しちゃう・・て言うやりとりがありました。そうなんだ?!genderとSexのニュアンス、もっと詳しく教えて欲しい気もする。さて。

 

なんとも、今っぽい映画だと思います。

しかし、この映画をみててびっくりしたことがあります。

舞台は、1970年代アメリカ。

アメリカなんだし、さぞや進んだ世の中なんでございましょう?

と思っていたわけですよ。

ところが、女性は自分の名前でクレジットカードが作れない(扶養または旦那ありき)

女性は残業ができない、女性と言うだけで仕事を断られる。

そうなの?!アメリカでもそうなの?!

と言う違和感。なんか、アメリカって自由と言うかもうそう思い込んでいるところがあったから、女性は進出しまくりなんだろうーって思ってた。

でも、昔はだいぶ束縛されていたんだ・・と言う意外。

そんな時代に、差別されていたのは女性だけじゃあなかったんだ!と言うお話。

なんと独身男性が母親の介護控除が受けられないと言う話なのだ。

男性も差別があったんだ?!

と言う意外性。よもや、性別によってこうまでいろいろルールがあるものだとは思わなかった。

 

この映画、結構淡々として、と言うか、うまくいかないことがとっても多いんですよ。

 

ハリウッドだったらここで盛り上がるだろう!とか、ハリウッドだったらここでうまく行くだろう!ってことが、この映画ではそういかない。

と言うのも、この映画、事実に基づいてる様ですね。なるほど、じゃあそこは割と忠実に描いたと言うことなんだろうか。

 

性差別と言うと、そういえば、天才作家の妻、40年目の真実〜て言うのが結構好きだったな。グレンクローズの物言わぬ瞳がとても切ないんだ。

 

この映画でも、主人公のルースは性差別を受けるシーンなどが出てくる。

彼女は、ハーバードの法科に入学したものの、旦那との間に子を儲け、日々の男性にとってはたわいもないセクハラに耐えながら、人一倍努力していた。

わかるわ・・彼らはたわいもないって思ってるんだよね!!!!たわいもないと!!!飲みの席だからじゃねーよ!!バカか!

 

ちなみに、この映画、ルースの大学時代も丁寧に描いており、その勉強風景なども印象的だ。ルースが授業中手をあげても、いくら早くあげていたとしても、教授は男性にあてる。何か指摘すれば、侮蔑する様な言葉で諌める

なんとわかりやすい。

ちなみに、ルースはいつも割と冷静で、どんな差別を受けようとも涙を流すことはない。劇中でも、母の教えで、感情的になってはダメと言っていたからと。

 

その昔、女性のヒステリーは病だと思われて入院させられることとかあったよねとか、ふと頭をよぎったりと、この映画ではわかりやすく、性差別と言う状況を映像にして表現する。

 

就職できないシーンもそうだが、割と根底に見えている差別として、と言うかどうしようもないものとしてそこにあるのが、旦那と主人公の背の高さである。

 

旦那の背丈は、そりゃもう190cm以上はあるんじゃないかと言う長身なのだが、ルースはと言うと、外国人女性の割には背が低い。とはいえ160cmらしい。

劇中ではだいぶ小さく見える。外国人にとっては160cmって小さいんだな!!

ちなみに、旦那とルースの背丈の差は、必然的に脳裏に焼き付けられるのだが、それが一番印象付けられるのは、マイクの位置。

わかるよーー わかるーーー。あとねーー 椅子の位置とか、車の座席の位置ねーー。

あれ戻すの大変なんだよねーーーーーー

と違う意味で、共感。

あとね、トイレは蓋閉めて欲しいよね。閉めれば一番正しい位置だと思うんだわ

 

なんか、話がだいぶ違う方向にいっているが、史実の話なのだと言うことが、この映画で一番きになるところなのである。

アメリカの裁判系のドラマを見ていると、必ず、

このなんたら判例の時はこう言う判決だったから、今回の判決はこうあるべきですよ、と言うのが大体のお約束なのである。

それをどう覆していくのか、と言う話なのだが、ラストシーンで階段を一歩ずつ上がっていく様は、これまでの歴史、これからの歴史を今踏みしめていくそんな風にすら思う映画なのでした。

 

つまり、ラストシーンが一番感動的!

 

 

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