アンデッド/愛しき者の不在。映画館で見たかな。見たのは1月ごろ。
原作は、ぼくのエリ200歳の少女のモールスの人ね。
監督は女性で、長編デビュー作みたい。
テア・ヴィスタンダルって人だって。女性か、凄く納得した。
あとノルウェー映画。
この映画、そうね。
愛するものを亡くした人たちが出てくるのね。それぞれ。3人。
この映画はオープニングが美しくてね。
老人の朝から始まるんですよ、何事もないように見えて。
台詞がないのね。
娘は朝ごはんいらないって。
なんだか陰鬱としてる、影が綺麗。
冷蔵庫を開けて食べ物を入れる。閉めると写真が見えるのね。
部屋を片付けている。子供部屋みたい。ぬいぐるみがみえる。
でも子供はどこ?
回る扇風機、暗い玄関。ノイズが聞こえる。
凄くいい。
アンデッド。そうだね、だからゾンビの話だよ。
ネタは使いまわされている。
でも、この映画では、まるでよみがえりのように、かつて愛した人をその物体に見出して、慈しみ、迎えようとする。
病院のシーンは戦慄する。まってくれ、まってくれ・・と。
ずっと悲しいんだよねえ、この映画ねえ。
ただね、もう一度みたいんだね。私は。
凄く美しかったよ。
北欧はこういう映画が出てくるからたまらんよ。
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト