ノーヴィスを見ました。
Wikiによるとサイコロジカルスポーツドラマ、だそうです。
結構面白かったので一気に見ました、胃もたれはします。
主人公は、エスターの子だね。大きくなったねえ。イザベル・ファーマン。
主人公のアレックスはね、まあボート部に入るんだね、新人として。
何故か最初から前のめりなのよね。
負けたくない、負けたくない。
新入部員たちは、適当に部活でエンジョイできればいいや~って子と、奨学金をもらうの!!と息巻いているジェイミーだけ。
エルゴっていう屋内練習用マシンで、漕いでみるんだけど、全然かなわないわけ。
タイムも全然。
素質があるよ、って声をかけられているのはバスケやバレー経験のあるジェイミーだけ。
ジェイミーってなんかもうすでに体育会系のTHE体育会系という感じでもう強いんだわ。例えるなら、スラダンの流川だよ。
実力がすべてだろう?新人かどうかなんて関係ないんだよと言わんばかりでね。
おージェイミーかっこよーだよ。
でな、アレックスは鬱々としてて、いつも何考えてるかわかんないんだな。
ただ、イライラしてる、焦ってる、執着している。
ずっと執着しているんだよ。
来る日も来る日も練習して、手は血らだけ、汗だらけ、隣のジェイミーは全然汗かいてないのにね。
包帯を巻いて、パーカーきて、まるでボクシングの選手みたいだ。ロッキーみたいに。
いつも辛そうなのねえ。なんでそんなに頑張るのって、来る日も来る日も諦めない。
あんたに私の気持ちはわからない
ずっと言ってるんだね。
まあ、わからないんだ。その余白が良いんだね。
追いこまれて追い込まれて、ずっと追い込まれていく。
でも追い込んでいるのは自分自身。
この追い込まれかたが見事だなあと思いました。
緊迫した映画でした。
ちなみにですが、ボートの専門用語が結構出てきますが一切説明はしません。
たとえば、ボードは8人で漕ぐ。
調べたところ、船首はバウペア2人、中間4人、ストローク最後尾、コックス一人というわけ。
主人公はバウペアだったね。ただ、麻雀の哲也って漫画あるじゃん。
あれと同じで、用語はなんだかわからなくても、緊迫した迫力と魅せ方があれば、わからなくても全然通じるんだなあ、と思うわけなんですよね。