二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2025
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映画:ノーヴィス。何がそこまで彼女を追いこむのか。

www.youtube.com

ノーヴィスを見ました。

Wikiによるとサイコロジカルスポーツドラマ、だそうです。

 

結構面白かったので一気に見ました、胃もたれはします。

主人公は、エスターの子だね。大きくなったねえ。イザベル・ファーマン。

ja.wikipedia.org

 

主人公のアレックスはね、まあボート部に入るんだね、新人として。

何故か最初から前のめりなのよね。

負けたくない、負けたくない。

 

新入部員たちは、適当に部活でエンジョイできればいいや~って子と、奨学金をもらうの!!と息巻いているジェイミーだけ。

 

エルゴっていう屋内練習用マシンで、漕いでみるんだけど、全然かなわないわけ。

タイムも全然。

素質があるよ、って声をかけられているのはバスケやバレー経験のあるジェイミーだけ。

 

ジェイミーってなんかもうすでに体育会系のTHE体育会系という感じでもう強いんだわ。例えるなら、スラダンの流川だよ。

実力がすべてだろう?新人かどうかなんて関係ないんだよと言わんばかりでね。

 

おージェイミーかっこよーだよ。

 

でな、アレックスは鬱々としてて、いつも何考えてるかわかんないんだな。

ただ、イライラしてる、焦ってる、執着している。

ずっと執着しているんだよ。

 

来る日も来る日も練習して、手は血らだけ、汗だらけ、隣のジェイミーは全然汗かいてないのにね。

包帯を巻いて、パーカーきて、まるでボクシングの選手みたいだ。ロッキーみたいに。

 

いつも辛そうなのねえ。なんでそんなに頑張るのって、来る日も来る日も諦めない。

あんたに私の気持ちはわからない

ずっと言ってるんだね。

まあ、わからないんだ。その余白が良いんだね。

 

追いこまれて追い込まれて、ずっと追い込まれていく。

でも追い込んでいるのは自分自身。

 

この追い込まれかたが見事だなあと思いました。

緊迫した映画でした。

 

ちなみにですが、ボートの専門用語が結構出てきますが一切説明はしません。

たとえば、ボードは8人で漕ぐ。

調べたところ、船首はバウペア2人、中間4人、ストローク最後尾、コックス一人というわけ。

 

主人公はバウペアだったね。ただ、麻雀の哲也って漫画あるじゃん。

あれと同じで、用語はなんだかわからなくても、緊迫した迫力と魅せ方があれば、わからなくても全然通じるんだなあ、と思うわけなんですよね。

https://www.novice-movie.com/images/ogp.jpg

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