二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
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映画:エンド・オブ・キングダム。一本道ワンカット銃撃戦。

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エンド・オブ・キングダムを見ました。

エンド・オブ・ホワイトハウスの続編ですね。

 

javok.hatenablog.com

 

アマプラです。

 

エンド・オブ・ホワイトハウスが面白かったので、キングダムも見てみました。

前作から2年経ったという設定です。

イギリスの首相が亡くなったため、葬儀に参列するため、イギリスを訪れる。

イギリスの警備は超硬いから大丈夫だろう、そう考えていた。

しかし、実は罠。

同時多発テロが勃発した。彼らは無事に生還することができるのかー。

 

っていう、もうそれだけのシンプルな話です。

 

まあ、安定的に面白いです。

ただし、やはり続編ということもあって、エンド・オブ・ホワイトハウスは個人的には超えてこないかな。少しおしとやかな感じがあります。

 

エンド・オブ・キングダムでは、同時多発テロが起きるわけですが、ホワイトハウスの時と同様、一般人等に扮したテロ集団はさることながら、あらたに、警察官に扮したテロリストが遅いかかってきます。

 

目的は、諸外国首脳たちの殺人。

なので、「同時多発」テロが起きるわけなんですね。

この同時多発テロの部分が非常に興味深いんですね。

 

たとえイギリスであっても、大規模なテロを、ほぼ同時に起こされたら、指揮陣営がパニックになっておいつかないっすよ!!ってのが、リアルに感じられるんですね。

そもそも、あの大規模なテロを起こすのってなかなか厳しいよな、とは思うんですけどね。

どう考えても内通者がいないと成り立たない同時多発テロ。

それが起きていく様は、見ごたえがあります。

 

また、今回の見ごたえとしては、ジェラルド・バトラーの一言。

「これは救出作戦のフォーメーションじゃない」

と言って、仲間の振りしたテロリストを見破ります。

どんだけ、君、プロやねん!!

っていう、ちょっとした一言につっこみたくなる部分です。

 

最後の見どころはやはり、一本道リアルタイム銃撃戦です。

イギリスの細い路地で、敵と銃撃戦になるんですよ。

そこを、ごみ箱や、車、壁の影に隠れながら前進していく。

ほぼワンカット。

視点が徐々に変わりながら、ジェラルド・バトラーを追っていくんだけど、燃えた車が前進してきたりと、なかなか見ごたえがあります。

まるで、コール・オブ・デューティーで、撃ってる人の後ろをついていく感じですね。

 

ストーリーは少し地味目なところもあったのですが、最終的にはモーガン・フリーマンが非常に冷徹な決断をして幕を閉じます。

 

この映画では、中東と欧米諸国の立ち位置が描かれます。

アメリカが武器を売るのは良くて、中東の武器商人が武器を売ると敵扱いを受ける。

アメリカの敵なので、殺してもよいのだと。

何が正義なのだろうか、という部分を、車いすを交えたファミリーとともに、背景として描きますが、そこを容赦なくアメリカが叩き潰すという構造になっており、少々皮肉めいてもいたりします。

 

結果的には、面白い映画でした。エンドシリーズは見ごたえがありますね~。

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