エンド・オブ・キングダムを見ました。
エンド・オブ・ホワイトハウスの続編ですね。
アマプラです。
エンド・オブ・ホワイトハウスが面白かったので、キングダムも見てみました。
前作から2年経ったという設定です。
イギリスの首相が亡くなったため、葬儀に参列するため、イギリスを訪れる。
イギリスの警備は超硬いから大丈夫だろう、そう考えていた。
しかし、実は罠。
同時多発テロが勃発した。彼らは無事に生還することができるのかー。
っていう、もうそれだけのシンプルな話です。
まあ、安定的に面白いです。
ただし、やはり続編ということもあって、エンド・オブ・ホワイトハウスは個人的には超えてこないかな。少しおしとやかな感じがあります。
エンド・オブ・キングダムでは、同時多発テロが起きるわけですが、ホワイトハウスの時と同様、一般人等に扮したテロ集団はさることながら、あらたに、警察官に扮したテロリストが遅いかかってきます。
目的は、諸外国首脳たちの殺人。
なので、「同時多発」テロが起きるわけなんですね。
この同時多発テロの部分が非常に興味深いんですね。
たとえイギリスであっても、大規模なテロを、ほぼ同時に起こされたら、指揮陣営がパニックになっておいつかないっすよ!!ってのが、リアルに感じられるんですね。
そもそも、あの大規模なテロを起こすのってなかなか厳しいよな、とは思うんですけどね。
どう考えても内通者がいないと成り立たない同時多発テロ。
それが起きていく様は、見ごたえがあります。
また、今回の見ごたえとしては、ジェラルド・バトラーの一言。
「これは救出作戦のフォーメーションじゃない」
と言って、仲間の振りしたテロリストを見破ります。
どんだけ、君、プロやねん!!
っていう、ちょっとした一言につっこみたくなる部分です。
最後の見どころはやはり、一本道リアルタイム銃撃戦です。
イギリスの細い路地で、敵と銃撃戦になるんですよ。
そこを、ごみ箱や、車、壁の影に隠れながら前進していく。
ほぼワンカット。
視点が徐々に変わりながら、ジェラルド・バトラーを追っていくんだけど、燃えた車が前進してきたりと、なかなか見ごたえがあります。
まるで、コール・オブ・デューティーで、撃ってる人の後ろをついていく感じですね。
ストーリーは少し地味目なところもあったのですが、最終的にはモーガン・フリーマンが非常に冷徹な決断をして幕を閉じます。
この映画では、中東と欧米諸国の立ち位置が描かれます。
アメリカが武器を売るのは良くて、中東の武器商人が武器を売ると敵扱いを受ける。
アメリカの敵なので、殺してもよいのだと。
何が正義なのだろうか、という部分を、車いすを交えたファミリーとともに、背景として描きますが、そこを容赦なくアメリカが叩き潰すという構造になっており、少々皮肉めいてもいたりします。
結果的には、面白い映画でした。エンドシリーズは見ごたえがありますね~。