エターナルズを見ました。
アメコミ映画、マーベル映画ですね。
U-NEXTです。
監督は、あのクロエ・ジャオ。
クロエ・ジャオといえば、この前ノマドランドでアカデミー賞撮っていましたが、エターナルズを撮ることはライダーの映画をとったころから決まっていたそうです。
ザ・ライダーは結構いい映画なんですけどね。
けがをした、カウボーイが、どう生きていくのか、を悩んでいくような、そういう話なんですが、クロエ・ジャオはこの映画でも実に
雄大な景色をいかにカメラに収めるか、という絵作りが良い映画でした。
ザ・ライダーは結構お勧めです。
ノマドランドがアカデミーとってから、結構ストリーミングでも配信されるようになった映画ですね。
ノマドランドでの望遠な景色が好きな人は好きだと思う。
で、話を戻すと、エターナルズですね。
エターナルズはまずキャスト攻めてますよね。
色々な人種を採用したキャストになっていて、LGBTQ的にも、しょうがいを持つという要素もいれて。
こういうアメコミ映画は初めてなので、なるほど、そういう方向性から行くんだね、という感じはあります。
監督もクロエ・ジャオというアジア系の監督を採用しているわけですし。
キャストの中でも、バリー・コーガンの冴えない顔結構好きだし、ともするとヒーローというよりダークヒーローみたいな趣もあるし、マ・ドンソクっていうのはキャスト的に好きだし、アンジェリーナジョリーも、久々の映画カムバック、という感じが楽しいわけですね。
ちなみに、私はアメコミ映画はアベンジャーズの初回が出たころからおなか一杯派です。
スターウォーズ映画ですぎじゃない・・・?とか、
ピクサーの映画年に一回どころか、年に3回ぐらい出てる気がしない・・?とか、
アメコミ映画ドラマも映画もアニメもあって、もうよくわからんちん みたいな。
とはいえ、年一のジブリみたいな感じで、とりあえず見ておくか金曜ロードショーみたいな立ち位置に来ているわけです。
エターナルズは、地球に来た天外な能力を持つ宇宙人たちのことで、その宇宙人たちが、地球を見守る守護神的な役割を担っている、という背景があります。
で、アベンジャーズ・エンドウォーでサノスのドラえもん問題が勃発。
こうならなかった未来みたいな話のせいで、
エターナルズたちに災いが降りかかるという可哀そうなことが起因しています。
この映画を見ていると、
ちょっと疲れます。いや、つうかさ集中できないわけだよ。
なんでか考えたよ。
まずさ
アベンジャーズっていうか、マーベルのヒーローたちって、
元は人間なわけだよ。
それが敵になったり、ヒーローになったりしてたから、その人間性みたいなところに感情移入はできたんだよね。
まあ、サノスは人間じゃあないんだけどそこは置いておこう。
そういう意味で言うと、このエターナルズっていうのは
元は人間じゃなかった宇宙の人たちが、人間に感化されるっていう話なんだがさ。
そのA.I.みたいなアトムみたいな、ロボット、人間になりたい、みたいな趣旨はわからんでもないのよ。
宇宙人、人間になりたい、みたいなさ。
でも、
そこの感情路線が弱い!!!!さっぱりエターナルズに感情移入できん!
という、どいつもこいつも
人間たちの外側でなんだか知らんが地球のために戦っている感
が凄いんだよ、人間蚊帳の外みたいな。
あれかな、アベンジャーズ系とか今までのやつって、基本ビル戦とか市街地戦多かったじゃん?だから、人間たちが、わーきゃーぎゃーみたいに巻き込まれて、人が死んで、ヒーロー落ち込むみたいなシーンもあったじゃん。
今回、人間があまり絡まないんだわ!
というところもある気がする。
そうだからな。
キャラクターたちより、後ろの背景が気になって仕方がない!
クロエジャオお得意のカメラワークで、遠景のシーンがきれいでだな・・・
まあ、CGなんだけど、こんなに自然ばっかり写すアメコミ映画もあんまみないし。
そういうところだけなぜか、ぼーっと見てしまうんだな。
それでいいのか、感はあるんだけど。
ということで、私としては後ろの背景に注目!な映画でした。
例の如く、これじゃ終わらないぜ!はエンドロールの後も続く。