昔、フォレストガンプって映画がありましたよね。
アカデミー賞取ってた。
ロバート・ゼメキスが監督でとっていて、町山さんとかは、この映画が大っ嫌いだ的なことをよく映画の本で書いている。
ベトナム戦争のことも、あの時代に起きた悲惨なことを全部包み隠していて、何も描いていない、そこが嫌いだ、ってよく言ってますよね。
私は、この映画最初見たとき、まあそこらへんの時代背景とかよくわからなかったんですよね。
多分、小学生ぐらいだったし、そういう戦争がどうのとか、あまりよくわからず見ていて、今このフォレスト・ガンプを見返して思うことといえば、
おとぎ話みたいな話だな
そうおもうわけですよ。
あ、えび美味しそうとか。
ちなみに、ババガンプシュリンプって、えび料理屋の店ありますけど、えび好きなんでちょいちょい行きますし、結構好きです(余談)
でも、この映画で唯一好きなシーンっていうのがあって。
この映画に、ガンプと幼馴染の女の子が出てくるじゃないですか。
幼少の頃何となくそこにいて、遊んだりしてたかもしれない女の子。
でも、ガンプの人生の中には、あまり登場しないんですよね。
彼女だけが、自分を語らないんです。言葉にしては。
で、その彼女が、大人になって、自分の街に戻ってきて。
自分が住んでいた家に帰ってきて。
もう誰も住んでいなくて、廃屋になっている家に、自分の靴を投げつけるんですよ。
このシーンが一番好きなんですよ。
彼女だけが唯一リアルで、でもその想いは言葉では描かれない。
フォレスト・ガンプは全体として、どうだこうだっていうのはあるけど、自分が靴を投げつけたいものは何だろうか。靴を投げつけるだろうか。
そういう視点で見るのも面白いかもしれません。