javokの日常

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映画:鬼が来た!間抜けなほどコミカルで、悲惨すぎる人情。

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鬼が来た!を見ました。

中国人の知り合いに、戦争とかがテーマの映画で、日本人がしたことで一番酷いと思った映画は何か?と聞いてみたところ、鬼が来たを教えてもらったのでみてみたのがきっかけです。

なんて事聞くんだ、お前は。

というツッコミがありそうな気がするが、やはり海外の人からみたときの価値観や、観念というのは知っておきたい。

話を戻すと、

鬼が来た!は、2000年に制作された中国映画。鬼というのは、日本人を指していっている。

姜文という人が監督・制作・脚本・主演をしている。

この映画を見て、この映画って日本で公開されているのだろうか?

とちょっと思ったのだけど、wikipediaによると2002年に公開されている。

ところで、2000年制作なんだけど、映画は白黒で撮影されている。

時代背景的には、終戦の年の1945年。

ある村に住んでいる馬(姜文)が、夜に愛人といたところ、突然”私”と名乗る人物が訪ねてきて、二つの麻袋を置いていく。”私”が来るときまで預かっておけという。

中を見てみると、人間が入っていた。

そして”私”は、また来るそのときまで尋問しておくようにと脅して去っていくーというあらましになっている。

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麻袋の中には、花屋(香川照之)という日本人と、中国人の翻訳者、ハンチェンが入っていた。

村の近くには、日本軍が駐留しており、毎朝音楽隊をひきつれながら行進してくる。その最中に、彼らがいることがバレないように尋問しつつ、隠さなくてはならない。

という、展開なわけだが。

この映画、内容の割に、だいぶコミカルなんだ。

そのコミカルさといったら、韓国映画によくあるあまりにもわざとらしくもあるコミカルさだったりする。

途中で出てくる二人組の日本人といったら、間抜けなことこの上なく、アホの極みな訳だけど、実際にこういう人もいそうだからなんとも言えない。

しかし、そのアホの極みな日本人に逆らうこともできず、ただただ為すがままであるこの処遇が、8年あまりも続いていたのかと思うと、居所が悪い。

逆に言えば、この間抜けなほどのコミカルさが、なんとも苦痛なのだ。

そうして、馬に感情移入していくわけだが、そうこうして最初は頑なだった香川照之が、叫ぶ姿が痛い。

武士でもなんでもない、百姓の出で、戦争に来たくて来ているわけでもなく、自分の怪我を手当てしてくれたんだ、あの村の人々は食べるものもないのに食べ物を与えてくれたんだと。

あの気持ちは本当だったろう。

しかし物語は、恐ろしい方向に進んでいく。

軽快な音楽とそれに相反する恐ろしさ、最後に主人公に起きる悲しさは、なんとも言い難い。

彼の最後の表情は、コミカルでもあり、凄く悲痛だ。

恐ろしい映画でした。

ちなみに、姜文はこの映画を撮ったあと7年ほど映画を撮らせてもらえない時期がありました。

中国ではこの映画が上映禁止になったほど。

こういう映画は図書館とかにあるといいですよね!

 

 

 

 

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