デッドプール2を見てきました。
もちろん、1は拝見済みです。
見てきて、予習が必要だと感じたことがあったので理由などなど纏めておきます。
他の映画の作品の話が多々出て来る
今回の映画は、セリフに多々映画の話が出てきます。
言うなれば、作品そのものが、映画批評漫才と言っても過言ではないと思います。結構多いですね。
押さえておきたいのは以下の作品です。
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X-MEN の作品全部(特にローガンは必須、映画の中でネタバレがあります。)
- ターミネータ(オマージュ(と言っていいかは分かりませんが)程度なのでどういうものか知っていればO.K.)
- スターウォーズネタ
- ライアンレイノルズという人物(主演の俳優さんです)のフィルモグラフィー
- D.C.コミックももちろんある程度知っている
- セイエニシングを見ている
他は、言うとそれそのものがネタバレになりそうなので触れないでおきますが、
映画をよく見ている人だと、”ああ、そうだね!あの作品はそうだよね!”みたいにセリフに同調する部分があるわけです。
個人的には、この批評するネタ
(要するに映画をよく観ている人は笑えるが、そうでない人は何の話かわからない)
が多すぎるのはどうかな・・と思いますが、この映画は掟破りのデッドプールなのだ!と思えば納得はできます。
観客への語り掛け
この表現も特に多いですね。
へい!観客ども!俺ちゃんの映画見にきたんだよね!知ってるよ!
と言うように話しかけてくるスタイルです。
デッドプールと目がよく合うわけです。
また、脚本家へのダメだしもありますし、戦闘中にカメラの画面に血がべちゃりとくっついたような表現もあります。君たちが観ているのは映画だからね!コミカルに楽しんでくれ!と言う感覚を受けます。
性差別や人種差別に物申す!
もちろんこの表現もあります。お茶らけているようでいて、あまりアメコミでこの種類の話を断固として主張する作品は見たことがないですね。
ざっと言うと注意点はこんな感じで・・。
ちなみに、この映画の対象のお客さんは、
- 映画をある程度見ている
- R15を見られる年齢
- アメコミヒーローものを十分見ている
- 多少グチャドロでも大丈夫
と言うハードルがあると思います。ということで、1よりは割と玄人向けなんじゃないかな〜と思う次第です。
あと、コメディを隠れ蓑にした主張映画だと思います。
個人的には、嫌いじゃないんだけど、納得しずらいな〜て映画ではありました。
ところで、エンドロール中にも、その後の話が時折入るのですが、そのネタには爆笑しました。
良くも悪くも人を選ぶ作品ですね。