二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2025
鑑賞リスト

映画:サブスタンス。焦燥と悲しみと蔑みと執着と激しい怒り。

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サブスタンスみました。5月中下旬ぐらいかな。とても面白かったです。

コラリー・ファルジャ監督で、主演はデミ・ムーア。

昔脚光を浴びた女優が、歳を取るとともに周りから必要とされなくなっていき、サブスタンスを使うことで、若返った自分とスイッチする、というもの。

若返った女性をマーガレット・クアリーが演じている。

内容としては、おわかりのように、歯止めが利かなくなる笑ゥせぇるすまんなんですね。

世にも奇妙な物語。

ただ、単にホラーなわけじゃなくて、この映画の面白いところは、

色々な感情が入っているところ。

デミ・ムーアの悲しみと執念。

男たちの嫌らしさ、下品さ、蔑み。

 

マーガレット・クアリーの体を舐め回すようにカメラや男たちが視線でまわしていく。

気持ち悪さ。

それでも、デミ・ムーアはあきらめきれない。

自分が嫌だと感じる男性たち、大衆それらからまた、脚光を浴びたい。

 

マーガレット・クアリーが、デミ・ムーアを邪魔ものだと思う反面、デミ・ムーアはそれを受け入れるしかないというもの悲しさ。

はて、これはどのように行き着くのだろうか?

と思っていると怒りが爆発する。

 

ああ、これは凄い。

全ての感情が詰まっていて、最終的に爆発する。RAGEが。

ホラーの中に、もの悲しさや、虐げ、激しい怒りがあって、メッセージ性があるところがとてもいいんですね、この映画ね。

まあ、ぐちゃどろホラーではあるんだけど。

 

私は、アカデミー賞とってほしかったなあ。

ホラーファン向けの映画ですが、ぐちゃどろイケる人にはみてほしいかな。

マーガレットクアリーのクッキリとしたふとまゆ、唇の嚙み方、凄く印象に残った本作でしたね。

それにしても、あやつ、一人であの部屋つくったんか・・?

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/ff/The_Substance_poster.jpg

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