サブスタンスみました。5月中下旬ぐらいかな。とても面白かったです。
コラリー・ファルジャ監督で、主演はデミ・ムーア。
昔脚光を浴びた女優が、歳を取るとともに周りから必要とされなくなっていき、サブスタンスを使うことで、若返った自分とスイッチする、というもの。
若返った女性をマーガレット・クアリーが演じている。
内容としては、おわかりのように、歯止めが利かなくなる笑ゥせぇるすまんなんですね。
世にも奇妙な物語。
ただ、単にホラーなわけじゃなくて、この映画の面白いところは、
色々な感情が入っているところ。
デミ・ムーアの悲しみと執念。
男たちの嫌らしさ、下品さ、蔑み。
マーガレット・クアリーの体を舐め回すようにカメラや男たちが視線でまわしていく。
気持ち悪さ。
それでも、デミ・ムーアはあきらめきれない。
自分が嫌だと感じる男性たち、大衆それらからまた、脚光を浴びたい。
マーガレット・クアリーが、デミ・ムーアを邪魔ものだと思う反面、デミ・ムーアはそれを受け入れるしかないというもの悲しさ。
はて、これはどのように行き着くのだろうか?
と思っていると怒りが爆発する。
ああ、これは凄い。
全ての感情が詰まっていて、最終的に爆発する。RAGEが。
ホラーの中に、もの悲しさや、虐げ、激しい怒りがあって、メッセージ性があるところがとてもいいんですね、この映画ね。
まあ、ぐちゃどろホラーではあるんだけど。
私は、アカデミー賞とってほしかったなあ。
ホラーファン向けの映画ですが、ぐちゃどろイケる人にはみてほしいかな。
マーガレットクアリーのクッキリとしたふとまゆ、唇の嚙み方、凄く印象に残った本作でしたね。
それにしても、あやつ、一人であの部屋つくったんか・・?