ウィキッド二人の魔女を見ました。
いつだっけな。4月に見たんだったかな。ちょっとネタバレ気味に話すよ。
ウィキッドって元々劇団四季で見たんだよね、其のあとGleeで見てさ、というか聞いてさ。
歌詞を調べたりして。そのあと、イディナ・メンゼルのウィキッドの動画を見たりして。
凄いメジャーなんだよね、ウィキッドって。
最初劇団四季を見た時の物語の展開って、なんでこういう展開になるのだろう?って終盤は思ったものだよ。
物語はさ、まあ、お母さんが浮気してできた子、エルファバね。
緑色の肌をして生まれてきたの。少し超能力を持って。
妹が生まれて溺愛されて。
魔法学校にいくんだけど、そこで能力を認められるんだよね。
そこでであった、そう、ガリンダ。
仲が良くないんだよねえ。
ガリンダ、だってみんなの注目を浴びたいのに、先生に可愛がられるのがエルファバなんだもん。
楽しくないのね。
ガリンダ、最初はしずかちゃんなのかな、って思ってみてるとさ、いや違うんだよね。
びくびくしながら笑顔なんだよ。
お金持ちの家に生まれて、何不自由なく生きて、みんなにちやほやされてさ。
ちやほやされて生きてきたの、人の視線を気にしながら。
だからいつも少しぎこちない。
エルファバは、いつも視線を浴びてきたの。
その視線をできるだけ気にしないようにして生きてきたのね。
お前がいるからだ、お前のせいだ、気持ち悪い、ってさ。
二人はともに「視線」を浴びていきてきたのね。
だからさ、この映画、とても良い場面が2つあるんだけど。
そのうちの一つ、踊る場面。
凄く良いんだよ。
ガリンダはエルファバの気持ちが痛いほどわかるから、そして気持ちが通じ合うんだよね。
まるで、ハーフ・オブ・イットみたいでしょ。
あと、この映画の良いところ、それはなま歌だよ。
通常別収録する歌声を演じながら現場で撮ったわけ。
それって凄いよね。演技しながら、踊りながら歌ってるんだ。
エルファバは箒に乗りながらね。一回転したりして。
イディナ・メンゼルもゲスト出演して、勿論、グリンダ役のクリスティンも出てさ。
楽しそうったらないわけだよ。
だから、ミュージカルとしてはこの映画は素晴らしいの。
ただ一つをのぞいて。
それはやはり、「本」のシーンなのね。
本をあんなにぞんざいに扱うこと、あれ自体はとても見られたものではないの。
踏んで、投げて、踏んづけて。
あのシーンだけは、いかに楽しそうに踊っていたとしても、歌を歌っていたとしても、見るに堪えなかった。
だからとても惜しかったと思う。