恐るべき子供たちを見ました。
4K復刻版かな。
ドラマ・・です。
1950年とかの映画でね。
原作は、コクトーという人が書いた小説。
なんと主人公は、中学生の姉妹。
中学生?!この体のつくりで?!
とまず、そこにちょっとびっくりしちゃうんだけどねw
日本人的感覚からいうと30代って感じだが、たぶん20代なんだろな役者という。
まあ、それもそのはずで、中学生から、成人になるまでも描いてるのでそういう役なのかもしれない。
中学生たちが、雪降りしきる中雪合戦をしてるんだけど、主人公の弟の方は、恋心に似たものを胸に抱いてたダルジュロスの雪玉を胸に受けて吐血。
吐血?!
と、ここでまたびっくりしちゃうわけだが、実は雪玉には石が入っていたらしい。
でも
吐血?!
と、思いながら見守っていると、学校の中?雑貨屋?に運ばれていく弟ポール。
介抱されながらも、ダルジュロスは悪びれもしない。
そして、グミを一つかっていくぜ!と、口にくわえて去っていくのね。
情報量多いな、なんだこの人間関係。
で、ダルジュロスが好きなんだ実は、っていう描写は後の、兄妹の部屋の描写で出てくるのね。
ダルジュロスが女装した劇の写真を大事そうに抱えてるんだわ。そしてなぜだか、部屋の壁には男性の写真が多いのだ。
1950年代で?!
ある意味凄い。
でさあ、このお姉さんがまた強気な性格でね。
弟が、だらしなくて部屋も片付けないし、甘えん坊でしょうがないわね、って言いながら服を着せたり、靴を脱がせたりしてあげてるんだけど、服を脱いだポールさ。
がちがちのがっしりした体なんですよ!
これでどこがなよなよしてるっていうんだい!と思いながらみたりしてるんだわね。
そうこうして、兄妹の喧嘩大好きのじゃれあいを見させられていると、母親が急死。
展開どういうこと?!
とついていくのもやっとなわけだが、この兄妹。とある避暑地に友達と叔父さんに連れられて遊びに行くんだけど、訪れた店で万引きしたりと手癖も悪いのね。
でも、その遊びを楽しんでいるわけね。
兄妹でじゃれあうのが大好きなわけよ。
盗んだ盗品を見せ合っているときの、二人の少年さ
短すぎだよ!丈がさ!!
まあ、中学生だもんな中学生、中学生・・・・・・。
と脳内変換しながら鑑賞しているとやはり気になる。
白くはかれる吐息。
すげぇ寒そう!!半ズボン!!
と、シーンシーンごとに気になることが多々起きる映画、それが恐るべき子供たちなのである。
ともあれこの映画ね、なんか、
どうしてそうなった!?お前ら!?
ってなるときがたまにある。
これについては、小説やあらましをあらかじめ知ってから映画を見てもよいような気はする。
中々舞台的だなあ、と感じる映画でしたよ。
ともあれ、二人は、二人で一人じゃないと、っていう話なのだ。
ただ、それは二人とも、そう思ってないとだめなのだ。
昔の映画見ると色々発見あるよね。