ナイトハウスを見ました。
ホラー映画ですね。
楽天TVでみたかな。
湖のほとりに戸建ての家があってね、主人公はそこに住んでるわけ。
でもなんだか、浮かない顔。
ナイトテーブルの周りにはティッシュか何かが置いてあるし、カロリー激高のチーズなオーブン料理。
ワインを飲み散らしている。
出勤した主人公は、同僚に無理しなくてもよかったのに、と声をかける。
今日は採点があるしね。
デスクについて仕事をするかと思えば、戸建てを売ってる不動産のサイトを漁っている。
ふと眠気に襲われて目を閉じると、誰かが扉をノックした。
自分の受け持つ授業の生徒の母親だ。
目を覚ました主人公は、ネットサーフィンしてたPCのディスプレイに目をやる。
不動産の値段を見ていたはずなのに、いつの間にか拳銃の販売サイトを漁っていた。
なぜ?
訝し気に思いながらも訪ねてきた母親と口論になる。
息子が提出期限にレポートを出そうとしたのに、アナタがいなかったのはなぜ?と。
夫が、拳銃で自殺したのよ。
絶句した母親は、言葉を失って、部屋から出ていくんだけどね、主人公、だいぶ病んでそうだねっていうことがわかる一幕なわけね。
さて、ここから話はどう転がるんです?っていう話ですね。
なんだろうね、最初からちょっと奇妙なんだけど。
主人公の女性は、夜眠りにつくと、眠っている中で幽霊か悪霊にあっているのか、現実の世界で、遭遇しているのかわからなくなるのね。
これがまた、現実っぽくも感じてそれが奇妙でね。
旦那は家を建て始めたころから、夢遊病を発症していて、自分も夢遊病っぽいわ、っていうわけ。
それに加えて、旦那を失った精神的ストレスも相まって、自分がおかしいんじゃないか、それとも家がおかしいんじゃないか、そう思い始めるわけね。
ただ、普通のホラーと少し違うのは、他者からみて、
アナタ何言ってるの?大丈夫?
って描写はまずない。つまりそういうホラーではないということだ。
そうして、家にさいなまれていくわけだが、このホラーの少し面白いところは、なんだか
錯視
感あふれているところかな。
後半になるとよりそうなる。まるで超常現象っちゃ超常現象だが。
そうして、盛大に盛り上がってくると、まるでニューヨークの幻か、湖の幻か、そんなニュアンスを醸し出す。
なにこれ、新しいw
ただ、指の触れた表現はちょっと惜しかったな。どちらかというと、平面に触れているわけではないから、腕に対するへこみ表現と同等の方があっている。
指に対する平べったい見た目の方が、わかりやすいから採用した気はする。
結果的に、なぞの人形も相まって、ウェールズの芝の迷路の話も出てくるわけだが、アレには裏の理由があるんだなあ、というのは知らなかった。
マジな話なのかしら。
ともあれ、ちゃんと終わるわけではなく、何かはずっとそこにいるような気がする。
雰囲気等悪くはないけど、もう少し終わりを導いてほしかった、そんな感じの映画でした。
親友の想いが凄いよね。