グッド・ナースを見ました。
Netflixですね。
エディ・レッドメインとジェシカ・チャスティン主演です。
私、これドラマシリーズかと思ってみてたんだけど、展開が早くてなんだか変だな?って。
そしたら、なんと映画でした。
主演が豪華ですね。
エディ・レッドメインとジェシカ・チャスティン。
ジェシカ・チャスティンは薄い化粧で(してるのかしてないのか私にはわからん)、疲れ果てたシングルマザーで看護師を演じてます。
職を得たばかりなのに、不整脈で心臓がヤバい。
でも、働き始めたばかりで保険には入ってない。
さすがにヤバいから、心臓の診察に行ったんだけど、保険に入ってないから900ドルぐらい取られる。
有給休暇なんてもらってないから、病院は休めない。
いつも人手不足、そんな時にやってくるエディ・レッドメイン。
彼がそのシリアルキラーというわけ。
最近、こういうシリアルキラーものが流行ってる(?)らしいですね。
遺族の気持ちを想うとなんともかんとも・・という感じはします。
そこいくと、グッド・ナースは、ほぼ他者から見たケースの視点で描きます。
そのため、エディ・レッドメインが、何故、どうして、そういう行動をしてしまったのか?は言及はしません。
そこは、ダーマーとは正反対なわけですね。
そして、被害者側としての気持ちの吐露もそこまで辛辣には描かない。ある意味、世界仰天ニュースの特番をつらつらと眺め見る、そんな感じです。
だから、事実を淡々と、という感じはしますね。
ただ、エディ・レッドメインは、悲しそうに笑う、その演技が・・良いですね。
リリーのすべてを思い出します。
もとになっているシリアルキラーは、チャールズ・カレンといいます。
自殺未遂を9歳のころからしてみたり、幼少期から何かしら問題を抱えていたようには思えますが、それがどのように、なのかはよくわかりません。
ただ、死刑を免れるための取引自体はしていますし、動機としてもあいまいでよくわからない、という印象は受けます。
この映画の本件は、シリアルキラーそのものよりも、激務のために人員確保に追われる病院と、人を殺しまわっている看護師のことを知っているけど、隠していた。
その病院自体を攻めたいという気持ちは伝わりますが、そこの強調が弱く、インパクトを与えぬまま終わってしまいます。
一番伝わってきたのは、アメリカって保険がつらいわ・・ってことかな。