ただ悪より救いたまえを見ました。
RakuteTVですね。吹替ありです。
この吹替の話をそういえば、TBSラジオクラウドでしてました。
アフターシックスジャンクションかな。
教えてカルチャー先生WEEK~洋画の吹替先生編~feat.森川智之さん 特集ですね。
興味があれば聞いてみてもらうといい気がします、興味深かった。
で、ただ悪より救いたまえ、ね。
殺し屋を稼業にしてたファンジョンミン。ある日、やくざを殺すんだけど、それを最後に引退しようとしてたのね。
その同じころ、タイのバンコクである娘が誘拐されるの。お母さんは気が気じゃない。
その人からどうやら電話がかかってくるんだけど、昔付き合ってた女性だったらしく。
でも、ファンジョンミンは子供がいたことを知らず。
連絡を取らずにそのままでいると、どうやらタイのバンコクで、その女性が死んでしまったことがわかるのね。
娘がいることを知ったファンジョンミンは、急がば回れでバンコクに飛ぶんだけど。
それと同時に、この前暗殺したやくざの弟、イ・ジョンジェがファン・ジョンミンを執拗に追い掛け回すという映画になっているんですね。
バンコクまで追いかけてきます。
で、主人公は娘救わなくちゃいけない!で奔走するんだけど、後から執拗に追いかけてくるやくざの弟あいつはまさに
バイオハザードの追跡者のよう
マジしつこい、そろそろ諦めて日本帰ろ?
ぐらいの感じなんだね。
で、なんやかんややっていると、バンコクでタイのニューハーフ・・?(言ってもよい言葉だっけ・・・)
みんな「単語」にしか目が向かないんですよ。以前、ある雑誌でうちの社長(Campy)のことを指して「ホモ社長」って原稿に書いたら、出版社から「ホモは差別用語だから使えません」と言われて「ゲイ社長」に変えられてしまった。私にとっては、そして彼にとっても「ホモ社長」という言葉がぴったりだったのに。ニュアンスが全然違うでしょ?
なるほど・・?
単語に目がいきすぎってのはある気がする。
しかし何て呼べばいいのかな。
吹替では、お姉さんと言っていたので、お姉さんと呼称しよう。
で、バンコクでお姉さんに会うわけなんだけど、この人が韓国映画でいうところのコメディ担当を担っている。
彼女が、たまに出てくると韓国映画THEコメディ感を出してくるわけなんだけど、全体的には戦うレオンみたいな感じになっている。
(リュック・ベッソンのLEONですね)
で、バンコクでは家政婦裏切る問題とか、韓国人の臓器はよく売れる問題とかを背景に物語は進んでいくんだけどね。
(本当かどうかはわからないが、マジな話なのかな?)
結果的に、そこそこぐちゃどろ暴力シーンを交えながら、男たちの肉弾戦が繰り広げられていくわけだ。
そこそこ楽しいんだが、
どうだろう?カッコいい渋い俺たち感
がやたら醸し出てるのね。我々そっちのけというか、女性たちそっちのけというか、いざというときは俺を頼れ、だが俺に何かあったときは頼む
みたいな、昭和俺感が、ちょっと鼻にはつくのよね。
ただね、見どころは結構あってさ。
ナイフの突き刺し方が面白いのね。
ナイフを突き刺すときにね、突き刺す!突き刺す!突き刺す!じゃないの。
人の殺し方がわかっている刺し方なのね。
刺したうえで、捻じるわけ。こうすると致命傷になっていくからね。
だから、
超ねじる!!捻じる!!!ねじるー----!!!!
のが興味深いのね。
で、後面白いのはやっぱイ・ジョンジェね。
イカ・ゲームの人に全く見えない!!
大泉洋はどこいったん!?役者ってすげーな!!
ちなみにファン・ジョンミンは工作の人ですね。
彼は哀愁が漂っているというか、何か背負っている感はよく出ていますね、渋み。
と、なかなか興味深い映画でありました。