二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
鑑賞リスト

映画:あのこは貴族。飲み込まないスワロウ。

www.youtube.com

あの子は貴族を見ました。

門脇麦と水原希子ですね。

U-NEXTです。

えぇやん・・・門脇麦と水原希子・・・?おまけに石橋静河だって・・・?

わかってるね、あんた!!

石橋静河が出るなら見るしかないよね、彼女最高だからね。みるじゃんね。

良い役者ばかりだね。よだれが出るよ。

 

それはさておきネ。

あの子は貴族っていう原作があるそうだね。残念ながらそっちは見てないんだけど。

 

お金持ちのボンボン、小金持ちじゃなくてマジの金持ち門脇麦は、27歳だ。

正月の親戚の集まりでは、早く結婚しなさいと急かさる。お見合いを薦められる。

別にしたいわけでもない、でも自分の意志を考えて生きてきたことはない。

ただ、そうしてきたからそうなっている。そういうものだから。

焦った門脇麦は、合コンにいったり、知り合いを紹介してもらったり。

でも誰もかれも胡散臭い。

胡散臭い!!!

第一印象って大事だよね、第一声っていうかね。

どんなクソやろうでも、第一声は大事にしようか。

速攻でタクる麦の松濤まで。がいいよね。

松濤ってちなみに、渋谷の円山町のすぐ隣なんだけど、超お金持ちエリアなのよ。

そんな時に出会っちゃうんだな、王子様、高良健吾と。

あらやだ、こんな人、ホントにいるの?

と、門脇麦は一直線。しかし、彼のスマホにある日着信がある。

時岡美紀という人物から。

 

さあ、登場です水原希子さんです!!

むちゃんこ寒そうな富山の駅に降り立つ水原希子、時岡さん。

駅まで車で迎えに来た弟の車はイケイケで、謎に後ろに羽とかついてて、前方の座席には謎にふわふわしたものが。

ねぇ、あのふわふわって何に使うの?

車買い替えたの?何台目?みたいな会話ね。

なんで、田舎って車は何台も持つんだろうね、ようわからんけど。うちの地元もそうだよ。

男はみんな良うわからん車にかねかける子多いけど、女は軽自動車多いイメージだな。現実的なんだよね。ちょっと前までは車検費用とかも安くて維持費が安かったって友達が言ってた。

地元に男友達はいないけど。

なんか、あの俺達ワルみたいな田舎のイケイケな感じが耐えられないのよね。すごい苦手。

水原希子も、年末年始の高校の同窓会で同級生たちと合うんだけど。

机にスーツ姿で座っているおっさんたちな。

女性一人も輪の中にいないし、どんびいてるのわかるよね!君たちね!

教室の机じゃねーんだよ!いい歳した大人がよ!降りな!

同窓会に出るやつの気がしれん。

疲れるイベントオンパレードじゃんね。

ちなみに、わたしは同窓会なんて出ない。

うざいからな。

水原希子の実家感素敵よね。

水原希子の実家がこうなのかと一瞬錯覚するよ。

母との煮物の会話。

部屋にある使わないピンクのステレオ。絶対使ってないのに捨ててない。

帰ったらすぐ着替えるよおうちのジャージ。

お父さんは会話もしないでテレビばっか。

お母さんは、前掛け外さず食卓につく。

うちのオトンは、夏でも冬でもトランクスとシャツ。

トランクスとシャツ?!

冬でもそうだから、暖房ガンガンで、喉からからなのが辛い実家だったな。

父は喋らないでテレビばかり見るから、母はよくずっと喋ってる人だった。

と、自分の実家を思い出すシーン。

ちなみに我が家は壁のへりに洗濯物かけてて、通る度に落ちるの。

もとに戻せって言われるんだけど、ちゃんと物干しスペースつくって、そこに干せや!!と思いましたね!!

 

また、思いを馳せたよ。とくにコロナ禍だから3年ぐらい実家には帰ってないしな。

 

話題を戻そう。

 

そんな二人が出会うんだけどね。

映画の冒頭で石橋静河が言うのね。

田舎から出てきた人と、わたしたちは交わらないようにできている、階層が違うってね。

石橋静河は、バイオリニストで、ドイツで暮らしてるんだけど、たまに日本に帰ってくるの。門脇麦にとっては、友達と呼べるのは彼女くらいなもので。

門脇麦の移動手段は、いつもタクシーなのね。自分で運転してきたことがないから。

その彼女が、水原希子が自転車に乗っているのを見つけるの、タクシーの中からね。

 

凪のお暇ってドラマがあってさ。

主人公の凪に、同じアパートに住んでいる子持ちのお母さんがね、言うのよ。

車を運転すると、そこでしか見られない景色がある。だから車も運転してみたらいいって。

彼女は自分でハンドルを握ったことはないの。だから、水原希子が眩しいし羨ましい、何もかも新鮮なわけ。

でも、本人たちはそう思ってない。

ただ、理由もなく、喫茶店で、スマホもお財布も机の上にあけっぴろげに置いてしまえる。

気兼ねなく、ねぇ、ちょっと5分話し聞いて?って聞いてくれちゃう人がいる。

それってとても大事なのよ。

水原希子とベランダで会話をし、門脇麦は考える。そして決断する。

帰り道に出会う子たちが眩しいね。キリシマ部活辞めるってよ、を思い出すよ。

彼女のスワロウが最後に見える。

懐かしくも感じ、良い映画でした。

 

ところで、わたしは田舎から出てきた目線で両方の視点を見てしまうけど、お金持ち視点だとどう映るのだろうか。

https://anokohakizoku-movie.com/share.jpg?v=5

©2015-2019 javok's diary