ファントム・スレッドをみました。
U-NEXTかな。
前から見ようと思っていたら、いつの間にかアマプラから消えていたよ。
ファントム・スレッドは、ウッドストックっていうデザイナーの男性と、その男性に見初められる女性アンナとのお話。
ちょっとネタバレで話すとね。
この初老といっていいのか、スレンダーな白髪交じりの男性は朝からひげを剃り、耳毛に鼻毛を切って、髪をとかし、靴下を履いて、きれいに身支度を整える。
神経質そう!!
というのが第一印象。香水はしない。
まぁ、そうか、仕立て屋というか、デザイナーだから、服の邪魔になりそうなことはしないんだな。
プロだからな。
そんな男はウッドコック。ドレスを仕立てる。姉と一緒に。
朝食は二人で。そして女性が一人。
でも、奥さんなのか、彼女なのか、パンを勧められて、こんなパン食えるか!ギトギトだぜ!
と菓子パンを勧めた女性を罵る。
そんな、罵らんでも。
という始まり。
優雅な恋愛映画なのかなと思いきや、どうやらこの映画
全然違う
アンナという女性がレストランで働いていて、それを見初めてやがてモデルとして招き入れるようになるんだけどね。
どうやら様子が変なのよ。
アンナに、君は誰かに似ていると言われたことがないか?とか、お母さんの写真はあるかとか奇妙なことを言うわけ。
そして、母親の話をすると、母の髪の毛をいつも持って歩いているという。
ま。
マザコンやないか!!
どうやら、この初老の男性、仕事にのめり込むことと、自分のプライベートを乱されることを嫌う以外にも、そういう理由があったらしい。
アンナをモデルとして招き入れても、見ているのは彼女のモデル向きの体型だけ。
人形としてしか見ていない。
それ以外に価値があるとは感じていない。
それにしても兎角やなやつ感が漂う主人公。
よく言えば、仕事に厳しい、プロの目線というが、自分よがりで、自分のセンスを押し付ける。
朝食の静かな時間に、パンをバターでガリガリ塗る音は聞きたくない。
紅茶を高い位置から淹れる音は聞きたくない。
まぁ、紅茶に関してはわからないでもないw
高い位置から入れる意味ある?あれ?
ググってみたのよ。
茶葉を動かすジャンピング目的っていう考えがあるらしいけど、ジャンピングは高い位置関係ないらしい。
新鮮な茶葉ならいいらしい。
つまり意味はないらしい!
まぁ、昔だからな。勘違いされててもおかしくはないな。
それにしても。。
どう考えても、この二人合わなそうにしか見えないんだが?!
この男のどこがどう好きなの?アンナくんは??
と思っていると、彼女は理由を語りだす。
ある日、きのこ狩りに行ったとき、一緒の女性に毒キノコはどれ?と尋ねるんだね。
すると、ひだの付いてるやつですよ、と答えるんだけどさ。
ふぅーん。
と、ぽいぽいそれをいれてるんだよ!!
アンナ?!アンナよ?!いれてるの?!と思ったね。そしたら、アンナは言うのさ。
弱っている彼が好き。純粋で、まるで子供のようで、弱々しくて。
ぉ。ま。
ぉまえ?!
という、なんちゅーはなしだファントム・スレッド!!
という話なのである。
優雅なデザイナーとモデルの切ない恋愛映画みたいなやつではないのですね。
実はSっけたっぷりのアンナと、頑固マザコン男との恋愛映画。
き、きのこってそういえば見分けるの難しいらしいね。