ずっとお城で暮らしてる、を見ました。
U-NEXTで配信しています。
見たきっかけは、タイッサ・ファミーガが好きだから。
てか、ファミーガ姉妹ってなんか気になるよね。
ホラーとかスリラーとかミステリーとか、暗めにも映える。
そんなタイッサ・ファミーガは丘にあるお城というか、大きなお屋敷で暮らしているの。
でも、少し様子が変。
丘の上から、買い出しに街にいくんだけど、街の住民たちからは煙たがられていて、逃げるように彼女は家に帰っていく。
どうやら、屋敷に両親は住んでいなくて、叔父が住んでいるらしいのね。
ファミーガは、姉のことが世界で一番大好きなんだけど、姉はなにやら事件があって、その事件のせいでふせっていることがわかるわけね。
両親がなぜいないのか、というのはのちに明らかになるんだけど、叔父は叔父で少しボケていて、車いすで生活していて・・でも金はあるのね。
そんな姉妹に巻き起こるストーリーになっています。
この映画は、見ているとどんどん暗雲垂れこめていって、人の醜さなんかをぞわぞわ感じ始める映画になっているのね。
まるで美女と野獣の野獣への迫害を感じるようだよ。
物語で一番共感するのは、妹のファミーガでもなく、姉なんだよね。
姉はいろんなものに縛られていて、でも妹のこともよく分かっている、自分のこともよくわかっている。
でも見たくないし、逃げたかったのよ。
彼女の苦悩を想うと、どんどん物語が進むにつれて息苦しくなっていくんだ。
それがファミーガの視点で物語が展開していく。
なんとも暗雲たれこめているのだが、人の嫉妬や執着というものは恐ろしいものだ、と感じる映画なのでした。