カムガールを見ました。
ネトフリオリジナルですね。
ライブチャットのフリーガールというサービスでライブ配信してお金を稼いでいる女の子が主人公。
エロい動画を配信して、トップ10入を目指す。
でもなかなか順位は上がらない。
一位はそんな頑張りもしないし脱ぎもしない子なのになぜか人気は高い。
実家は美容院だが、自分の仕事を親には言えないでいる。
そんな主人公がある日配信仲間とペアでライブ配信した翌日、サイトにログインしようとしたら、ログイン拒否。
配信サイトを見ると、自分のアカウントが配信している。
自分のアカウントのチャットルームを見てみると、
なんと自分と同じ顔の女の子が配信している、というのを目の当たりにする。
ていう話なんですね。
この映画では、ライブチャットで、投げ銭でお金を稼いでいる女の子が主人公なんですが、そのサービスがどんなものか、というのもわかるんですね。
女の子は、どうしてほしい?私に何してほしい?と視聴者に語りかけるんだけど、脱いで!とか、ケツを叩け!とか色々言ってくるわけ。
で、女の子は、投げ銭の多い数でどうするか決める。その配信を視聴者が見るというスタンス。
今日はどんなおもちゃがいいかな?小さいくま?大きいくま?とかね。
それを投げ銭して決める。
ナイフを使え!なんてことも言う。
この映画では、その視聴者のリアルタイムのエスカレートしたチャットが恐怖の対象だ。
やれ!やれやれ!とね。
投げ銭すれば投げ銭するほど、彼女の順位はあがる。
それは、乗っ取られた自分と同じアカウントの女の子もまたそうなのだ。
自分のアカウントを乗っ取ったやつと話をしようと、主人公はティーポットというアカウントで投げ銭したり、会話をしようとする。
自分が、視聴者側に回ることで、自分が今迄していた異常性を見せつけられるのだ。
これもまた恐ろしい恐怖の一つ。
だが、一番恐ろしいのはラストの展開。
彼女は、今後どうなって行くのだろうか。投げ銭やいいね、ランキングというものには、ある種の抜け出せない恐怖みたいなものがあるのだと思う。
ところで、カムガールってcomeかと思ってたけど、camなんだね。
原題は、cam。webcamをもっと省略した意味らしい。