愛のコリーダを見ました。
阿部定事件が元になっているやつですね。
詳しくはウィキってもらって。。。
まぁ、でね愛のコリーダ。
オープニングは日本語じゃない。
フランス語なのかな。フランスとの合作らしい。
日本ではこのまま映すと問題になったんじゃないかなという映像になっている。
阿部定っていう仲居がそこの店の主人といい仲になるんだけど、愛と性欲に溺れていって、アカン方向にエスカレートしていく話。
店の旦那の声のかけ方もやらしくて、けつをぱふんと叩いていいケツしてるじゃないかみたいなこという。
でも、阿部定も嫌な感じもしていない。
そのうち二人は待合(芸姑がやってきて歌を歌ったりご飯食べるとこ)で情事を重ねていく。
主人は嫁がいるんだけどたらしなわけだけど、定にどんどん惹かれていってしまうんだな。
この映画で特筆すべきはありとあらゆるプレイをしているということ。
もちろん男性の局部ぼかしははいっているけど、ヘアは無修正。
エロさや性について考えうることを映像化してみた、という映画になっている。
撮られたのは1976年。
時代からすると役者タイマン張ってる感がぱない。。
刺し身を食うシーンはなかなかのお遊びで、こりゃうまいやという主人にはびっくり。
わたしは阿部定事件の話はなんとなくしか把握してなくて、痴情のもつれとか、恨みとかそういうのだと思ってたんだけど、ぜんぜんちがうはなしだった、実際は。
この映画で、定はどんどん欲望が増していく。
主人とずっといたい、片時も離れたくない、ずっと入れていたい。
私だけのものだという定は、主人の局部に刃物を当てながら脅すが、主人はそれじゃぁお前とできないじゃないか、と笑う。
阿部定の欲望がどんどん増していくが、それを淡々と受け止めていってしまう主人。
彼は彼でおかしくなっており、抜け出せなくなっていくのだ。
なぜだ、何故なのだ。と思ってしまう映画なのでした。