ジャンゴを見ました。
タランティーノ映画ですね。
これも積み映画だったんだけど、なかなか見ていなくてね。
この映画ね。
面白いですよ。
言うなればマンディンゴ裏編だから、マンディンゴと合わせてみたほうがいい
マンディンゴっいうのは、1960年代に撮られた南部のアフリカ人奴隷農場が舞台の映画なんだけどね。
南部っていうのはミシシッピ州。
ジャングル感漂う木とか生い茂ってるんだけど。
レッドデッドリデンプション思い出すよね。
でさ、奴隷たちが鎖で繋がれて列をなしてやってくるところから始まるの。
軽快な音楽とともに、赤字の文字が流れてく。
ジャンゴも一緒の始まり方、終わり方をする。
まあ、終わり方は違うけどね少し。
ちなみに、ジャンゴっていうのはある黒人の人の名前。
オープニングで、鎖に繋がれた黒人たちの前から歯科医がやってきて、南部の農場にいる三兄弟のことを知っているか?って聞くわけ。
ジャンゴは、俺は知っているって言ったことから、その歯科医に連れて行かれるんだけど、腕と度胸を見出されて歯科医と一緒に賞金稼ぎになっていく。
後に、ジャンゴの奥さんが生き別れていて、彼女を取り戻すために巨大農園のオーナーであるディカプリオと取引をしようと持ちかける、って話なんだけどね。
この映画にもマンディンゴって人たちが登場するんだけど、字幕では格闘用奴隷って字幕がふられている。
奴隷売買には証明書が必要で、そいつを持っていないと所有権が主張できない。逆に言うと、持ってない場合、その黒人は奴隷ではない。
賞金稼ぎになったジャンゴには証明書はなく、馬に跨がりキレイな服を着て、堂々と歩く。
何だあいつは?!
と、みんなが振り返る。
偉そうにしやがって!!
だが、この映画に出てくる白人たちは誰も彼もがバカそうに描かれている。
馬に乗って襲撃してくる白人たちはマスクの出来栄えにたくさんの時間を使って愚痴を言い合ったり、あるものは間違って破いたり。
奴隷を購入した白人は、ダイナマイトを所持しながらバカそうにニタニタしている。
ジャンゴの最初の頭文字はdだが、それをドジャンゴ!と発する白人までいる。
ちなみに、タランティーノも馬鹿そうな白人として登場する。
実は3時間弱ある映画なのだが、全然長さを感じさせない。
映画も最後までマンディンゴへのオマージュを現しているが、ラストに見えるのは、
お前ら全員ぶちのめしてやんよ!!
という気持ちよさ。
良いですね。ゴジラみたいにぶち壊してくれます。