ブロックアイランド海峡を見ました。
原題は、block island sound。
この映画の主人公は、ある家族、なんですね。
ブロックアイランドに住んでいる、父と息子。
息子はいつも飲んだくれていて、姉は内陸に住んでいる。
真ん中の姉はニューヨーク。
真ん中ってだいたい自立が早いし、他の人にも厳しいのよね、自分のことは自分でやれ!!って。
わたしも真ん中だからわかるわぁ。
洗濯物とか自分でたためや。しらんがな!!
で、長女は、娘がひとりいるの。
海洋学かなにかの調査の仕事をしているんだけど、父と弟のことは心配していて、でもちょっと億劫だからあまり顔は見せたくない。そばにはいてあげたいからフェリーで行ける距離には住んでいる。
父と息子は、母が死んでから少し様子がおかしくて、近寄りがたく感じているのね。
そんなときにたまたま姉が島に寄ることになるんだけど、父の様子がどうもおかしくて。
どう考えてもおかしくない?と弟に聞くんだけど、最近はいつもあぁだ、帰ってくればわかるよ、と皮肉を言われてしまうのね。
で、お察しのとおり、父が変になるんだけど、そのうち弟も変になっていく、って話。
この映画、なんかわからんけどスティーブン・キング感があるんだよね。
白い嵐みたいな感じの。あるいはシャイニング的な。
この映画で、母がなくなってしまって、塞ぎがちになってしまった弟がさ、自立できなくて飲んだくれていて、どうしようもないけど、悪いやつじゃないのね。
でも、人見知りも強くて、うちにこもるタイプで友達もいない。
こんなんじゃだめになってしまうから、島を出るべきだって真ん中の妹は言ったりするんだけどね。
わたしも田舎から出てきた手前、いろんなことは言えないけど、
出られない人は出られないんだよ。
この映画、回り回ってやってくるみたいなストーリー展開なんだけど、その要素は長女がカエルを捕まえた娘に海洋学の自分の仕事について説くシーンか伏線になっている。
後にそれがセリフとなって説明されるシーンがあるんだけど、あそこは全文セリフで引用しなくても良かった気はする、半分ぐらいで。
ともあれ、不気味なのは呪怨の伽椰子さんみたいな音とともに現れる予兆。
おとーたんちょっとソレっ。よだれっ。
ていう、まぁ悪くないホラー映画でした。