死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実を見ました。
原題は、あなたはジャックを知らない。
HBO作品のテレビ映画です。もう映画館で上映してくれたらいいと思う。
てか、主役がアル・パチーノって気づかず見てたわぁ!!!!
年食ったなあ、アルパチ。
まぁ、話を始めると。
実話が元になっているんだね。
安楽死や、人が死ぬことは、権利なんだ、とずっと訴えかけて活動していた医師の話。
自分でやるのは違法だから、機材は用意するから患者が直接手を下してくれ、という。
患者と言っているのは、ジャックに死にたいと依頼してくる人々の事だ。
直接手を下しはしないが、手伝っていることになるので自殺幇助の疑いでよく訴えられていた。
実刑が下ったりもした。
この映画の半分は、法廷モノだ。
ジャックが死にたいと依頼してくる人々に対して、その人が死ぬための場所を用意し(店や場所を借りたりする)、自殺ほう助をする。
安楽死するために店を借りたのか!と怒る人もいるわけで、場所を探すのは結構大変だ。
患者が死を訴えるさまをビデオに録画する。
記録映像の意味合いもあるが、法廷で提出するためだ。
彼らのビデオ映像や、当時のニュース映像は、ドキュメンタリー調に撮っている。
法廷に日々出廷する主人公のもとにマスコミが押しかけてあれやこれやと質問する。
法廷でのジャックは、弁護士そっちのけで、自分を弁護している。
いや、弁護しているというより、
何が悪い?人が死ぬのは人の権利だ!私は間違っていない!
と主張する。信念が揺るがない。
座った時にぽっこりでたおなかが、年月を感じさせる(アルパチーノの)
検察側はやっきになってジャックを起訴する。自殺ほう助を認めてしまうと、それを悪用してたくさんの犯罪が起きてしまう。
ジャックは言う、延命措置で、病院や、製薬会社がどれだけ儲けているか!
でも、根底にあるのはそれじゃない。
スーザン・サランドンとの会話でそれが判明する。
彼はもう見たくないのだ。
テレビ映画というには、もう映画といっていいと思う、それがHBO!
という作品でした。
てか、この人ドクターDeathって呼ばれてるんだけどさ、あれ・・?
と思ったら、ドクターデスの遺産に出てくるタイトルってこの人がモデルか。