梨泰院クラスを見ました。
愛の不時着と同時期に話題になっていた気がします。
梨泰院クラスですが、物語が転がり始めるのは3話あたりからです。
このドラマは、学生の頃に、超金持ち息子とひと悶着あって、人生の奈落の底へと突き落とされた主人公、パク・セロイが這い上がってありとあらゆる権力をギャフンする話です。
若干、半沢直樹感ありますね。色々と。半沢直樹とかよりこっちのほうが良いですね。
少し漫画っぽさがあるなと思っていたら、原作は漫画でしたね。
このドラマの魅力は、なんといっても主人公の人間性でしょう。
馬鹿がつくほどの純粋で一本気で頑固なやつで仲間からの信頼も厚い。
にもかかわらず、頭もキレる。
このドラマが、韓国の人の心をうつのはなんとなく想像がつきました。
国家が破産する日を見たときに思いましたが、韓国は一度国家として破産の危機を迎えています。
それを機に、韓国は不況に陥り、学があっても、TOEICが900点でもコネがなければ就職できないほどの状況に陥っています。
だからなのか、韓国の人と話しているとやれ株・投資・ビットコインとかそういう話が好きな人が沢山いる気がします。
梨泰院クラスでは、中退し、3年服役することになり、0というよりマイナスからのスタートをする主人公が、10年以上の歳月をかけて、成り上がり、復讐していくというストーリーになっています。
株とか投資の話も結構出てきますね。
仲間を信じ、人間を信じ、自分の信念を信じるということを強く大事にする主人公が物語の主軸になっています。
リアルで言えば、こういう人は馬鹿正直に生きすぎて、破産してしまいそうな気すらします。
でも、韓国の若者や、人生で失望したものにとっては、パク・セロイはヒーローなわけです。
人生、どんな辛いことや、どんな失望があったとしても、自分が常にまっすぐに・己の信念を確信し、貫けば、自ずと人は集まってくるし、幸せになるのだと。