ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスを見ました。
ちなみに、原作や映画ホーンティングは未見です。
ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスは、NetFlixのオリジナルドラマですね。
マイク・フラナガンがメガホンを取っていたので見ようと思っていたんですよね。
彼の、オキュラス、ソムニア、ドクター・スリープ、どれもよかったので見ようと思っていたんです。
このドラマは、そうもちろん幽霊屋敷として丘の上に引っ越してきた家族の話ですね。
夫は修復士で、奥さんは建築家?で、家に引っ越してきて修復してそれを売ってーっていう生活。
夏に引っ越してきた彼らは、古いお屋敷を修復して、売りに出そうって考えてたんだけど・・という話。
彼らは7人家族なんですね。中々大家族だ。
そんな彼らの、お屋敷に住んでいたあの頃と、現在大人になってからの今、を交互に見せていく。
どうやら、母親が亡くなっているようだ、ということがすぐ明かされるが、何故か?というのを父親は語ろうとしない。
子供たち、もとい家族の絆はバラバラになっている。
そんな折に、末っ子のネルが、取り乱しながら電話をかけてくる。
首折れ女が出たのよー
このドラマでは、各兄弟たちの視点で物語が現在・過去を交えながら展開する。
あの子から見た視点では、あれはああだったが、実はそうじゃなかったみたいなパラドックスも展開し、よだれ必至の演出が盛りだくさんである。
中でも、物語の中盤で取られたワンカットっぽい長回しの回は楽しくて仕方ない。
ワンカットといえばワンカットだが、そこでも面白い見せ方は、360度カメラが回転していき、もう一周すると別の姿のモノや、人になっていたり、そこにはなかったものがあったり、別の空間に繋がっていたりするのだ。
もちろんワンカットに見えるようにとっている
ホラーでこの試みは珍しく(他に、ここまで長いワンカットしているドラマやホラー映画があったら教えてほしい感じ)大変楽しい限りだ。
色々なシーンが、後半になって繋がってくるのも楽しい。
あの赤い部屋は本当に開かないのか?今見せられているシーンは、今日じゃないのか?今、誰がドアを開けようとしているのか?今ここにいる人は本当にいるのか?
そして、わたしはこのドラマを見る前にドクター・スリープを見ていたわけだが、あれに通じるものがこのドラマには存在する。
ドクタースリープは、シャイニングの続編として描かれているが、主人公は家族としての絆や父への想いなどを打ち砕かれて、アル中になっていた。そして、洋館であった父親との過去と対峙する話だ。
このホーンティングでも、同様に家族たちはいろんな問題を抱えている。
それが、ホーンティングでは物語を通して過去と対峙し、再生するような感動的なホラードラマになっているのだ。最終話泣いたし。
ということで、ドクタースリープが好きなそこのあなたにはオススメだ!
もちろん、私もドクタースリープ好きだったし、ホーンティングも好きだよ!
次のホーンティング・オブ・ブライマナーもGWに拝聴させていただこう。