ALONE/アローンを見ました。
砂漠のど真ん中で、地雷を踏んでしまってさぁ・・どうしよう・・ っていう映画ですね。
この映画ですね・・やりたいことはわからんでもないのですが、ちょっと退屈です。
冒頭の方は、銃での狙撃からの地雷原歩いてるけど君たち大丈夫?踏まない?踏みそう?踏んじゃうよ!!ねえ、後ろ見て!!
みたいなところは緊迫感が結構あっていいんですよ。
でも、そこから一人で戦う地雷との極限状態
になるんですけど、そこは心との葛藤という意味合いが大きいんですね。
で、どんどん己の心の世界に入っていくから、湿っぽく、ドラマ重視になっちゃうんですよ。
そこが勿体ないんです。
結局のところ、動けない状態でホラーなことに襲われるという、フローズン的な要素を大きくした方がいい気はするんです。
フローズンは、B級ホラーですが、別に何が怖いんですか、ただのリフトじゃないですか、みたいなところに取り残される話なんですが、
どんどん恐ろしいイベントが起きちゃってさあ大変・・・ってところがいいんですよ。
ただ、アローンの場合は、ホラーが起きたかと思うと、思い出に逃げ込んでしまうからホラーになっていないんですね。
だがしかし、この映画多分、ホラーを撮りたかったわけでもなく、己を見つめなおすドラマ映画にしたかったからこうなったのだと思うのですよね。
悪いとは言わないんですが、冗長というか退屈に感じてしまう・・というのはちょっとあるかな、と感じました。
もう少し何かイベントが起きてほしかったかな。
そういえば、吹替は津田健次郎でしたわ! 渋いよねこの人。