たまたまアマプラ見てたら見つけた海外ドラマ。原題はepidemie。フランス語でエピデミックのこと。
放送開始は2020年の1月~3月。ちょっとネタバレでいきますが、見ておいても損はない海外ドラマかなと思います。
フェレットが原因と思われるウィルスが徐々に感染が広がっていく。
最初はイヌイットのホームレスの間で原因不明の病気として広がっていが、差別的に揶揄し、イヌイット風邪とか呼ばれるようになる。
しかしのちに、COVAと呼ばれるようになる。アメリカ型新型コロナウィルスという名称というわけだ。
なんだか既視感が。
新型コロナウィルスが流行り始めたころ、アジア人が差別されたり、トランプが中国ウィルスと呼称したのが記憶に新しい。
そうして、主人公となる緊急衛生所所長の女性が新型コロナウィルス流行と戦っていくドラマとなっている。
偶然にも流行する前にカナダでドラマが開始されたが、こちらのドラマが新型コロナウィルス流行を予見しすぎてヤバイのである。
まず、冒頭の方で注目すべきは、
海外の土足文化であるにも関わらず、家に入る前に靴を脱ぎ、まず手洗いをするという習慣を持った主人公家族のシーンが丁寧に描かれる。
勿論、友達にも手洗いを促すよ!w
緊急衛生所では、職員たちはみなスシロー並みの手洗いが習慣化されており、新型コロナウィルスが発見されてからは、PCR検査も毎日ひっきりなしに行う。
検査に7時間もかかる、というセリフまで飛び交う。
なにこれ、ちゃんと教えてくれるやん。
なんだかわからないウィルスが流行しており、それをまず突き止めるのに全力を注ぐ職員たち。
感染経路が突き止められなければ、流行してしまうから、それをなんとかしなくてはーと。
既視感。
新型コロナウィルスだと発覚してからは、流行をいかに食い止めるかという話になる。
勿論、重症化する人もいれば、無症状、軽傷で済む、というありとあらゆるパターンが出てくる。
おいおいおい。既視感スゴイね。
感染者と接した後、主人公は帰路につくが、そのままお風呂に直行しシャワーを浴びるというシーンまである。
コンテイジョンの映画と違い、海外ドラマは尺が長いのでこういうシーンが沢山描かれている点が良い。1-3月の間にもしかしたら、シーン追加もあるんじゃないか、と思うシーンもいくつかある。
なぜかコウモリの飛び立つシーンが入ってたりもするからだ。
そうして、徐々に感染は拡大していくわけだが、
ドラマ部分も見逃せない。
主人公は結婚していて、旦那がいるのだが、この旦那、浮気をしていて、それが発覚。離婚だ!という話になるも、意味がわからない(じゃなくて厚かましい)のは、この旦那が浮気相手と自分の子供と一緒にプロムのドレスを選んだりする場面がある。
と、ちょいちょい主人公のことをもっと考えてやれよ!と思わなくもないシーンが多々ある。
なんてひどい旦那なんだ!
と思わずには居られない。悪いやつではないが・・ごにょごにょ・・。
そうこうして、感染者は自主隔離するだとか、子供が重症化するも自分は会うことができない親、マスクするしないで喧嘩する人々、マスクの転売・・・・とかそういう既視感MAXシーンが盛りだくさんなのである。
勿論、病院は隔離スペースをちゃんと作ってるぜ!
もう既視感が凄い!としか言いようがない海外ドラマで、展開が気になって仕方がない。答え合わせを是非してほしい。
新型コロナウィルスでこれあったよ・・あったあった・・。みたいな場面が盛りだくさんだった。
まあ、主人公の行動力と冷静沈着具合に引き込まれていくドラマで、そこも興味深いです。
ちなみに、わき役で後半に出てくるカトリーヌ・ベリュベという人がとても良い演技をしてたので見どころでした。悲壮が凄い伝わってくる。
一見の価値ありな海外ドラマでした。