Momを見ました。多分韓国の人が作ったのかな?
娘と母親の歴史を綴るアニメなんですけど。
人形アニメと、CG合成した感があって結構いいんですよね。ていうより、背景がリアル小物かな。
小物とかが、すごいリアル小物感があっていいんですよ。
これもでも話的にはなんていうか、descendantsなんだけど。
お母さんがさ、昔育った家を思い出して、訪ねるっていう何気ない話なんだけど、風景とか、情緒がとてもよくていいんですよ。
やかんから湯気出てる感じとか。
娘がいなくなって、そこで一人で聞いている感じとか。
その部屋は、韓国の今を表すように、団地の一室なんですよね。
そこで一人きり。
そして、お母さんは、一人バスを待つんですよ。
待っているときに、車が横切るんですけど、どいつもこいつも、車はすごい勢いで横切っていく。バスだけはゆっくりと止まる。この描写もいい。
バスに乗っている間、母が景色を眺めているんですけど。
そこに映る景色の映り込みも素晴らしい。
そして、降り立つお母さん。
周りは何にもなくて。
稲を刈った後だから、侘しい冬の季節が広がっていて。
電信柱が等間隔に寂しく立っている農道を一人で歩く。
なんて、景色が素晴らしいのでしょう。
そこで、母が思い出に浸る、柿の木のシーンの素晴らしきこと。
思い出っていうのは、こんな感じで訪れるものですよね。
懐かしい感じのするアニメでした。