ヴォイドを見ました。
ほぼ白黒映画です。
とある小説家とその妻の話。小説家は昔ヒットした本が何冊かあるけど、今はスランプ。なにも書けなくなっている。妻は現役バリバリの女優。ハリウッドに渡りたいと考えている。そんな対象的な二人の話。
この映画わりと皮肉じみていて、それでいてコミカルな部分があって、という感じの映画ですね。
なんだかんだで、男性の局部の写しがあるので、R指定入るんじゃないのかなって気はしますけど。
R指定の表記はなかったので、もし日本で上映されるとしたら何か変わるか、指定が入るかなって気がします。
主人公は、この男性作家なのですが、ヒットを飛ばした小説は二冊きりで、あとはうんともすんとも文章が浮かんでこない。
自分でもそれが分かっているのに、下手なプライドがそれを許さない。
人間としての建前みたいなものが存在して、妻にも当たったりしてしまう。
ほんとどうしょもねぇ女々しい男だな!!
と思う反面、彼の気持ちがわからんでもない・・という気もする。
そんなこんなで、主人公は活路を見出してしまったりするわけなのだけど、それに至るまでの展開が、ちょっと皮肉だったりもする。
と、まあすったもんだする夫婦のお話でした。シニカルな感じの映画でしたね。