約束の地のかなた、をみました。英語の原題はumpromissed landですね。約束されてない土地っていう。
ティーン部門に出てた映画ですね。スウェーデンの映画です。
内容としては、ルーマニアからスウェーデンに移民としてやってきた女の子と、スウェーデンの片田舎で居場所を無くしてもがく少女の友情のお話です。
なかなかいい映画でした。
何がいいって、まず
景色がとてもいい、ていうか情景。
情景写真がImdbに載ってないのでリンクは貼れないけど、印象深いシーンがたくさんあるんですよね。
監督曰く、アドリブが多かったっていうことなんだけど、
納屋で少女が、藁をけとばすと、光の差し込む中で藁が飛び散ったり、
ブルーアワーな時間の霧が立ち込める農場ではしゃぐ姿や、
白い雲のような雪のような情景と、窓に映る姿なんて、いいなと思うシーンでしたね。
酸性の大地に、アルカリ性の石灰を撒いて中性にするという意味合いとシーンがいいですよね。
ところで、二人の少女を演じているのは、アンドレアとエイリーンなんですが、
役柄でも同じ名前で演じています。
エイリーンは途中、どう考えても実際の傷としか思えない部分を見せるシーンが出てくるわけなんですが、なんと配役には、ほぼ彼女たちの生い立ちというか、実際のキャラクターをモデルにしてるとのこと。
どこらへんまでをミックスさせているのかはわかりませんが、シーンの理由に納得しました。
ある意味、役柄のイメージがぴったりと合う。
アンドレアが着ているTシャツとかさ、最初スターウォーズのTシャツだったり、アディダスのTシャツだったりするんだけどさ、それがちょっとブカブカしてたりして、ああ、にいちゃんのTシャツなのかなとか思うわけ。
エイリーンの、ちょっと拗ねた疎外感みたいな、孤独感なんかもとてもいいし。
二人の関係性や、友達になっていく過程を丁寧に描いていて、好感が持てました。
かなり低予算だったので、大変だったとのことでしたが、そんなの関係ないね!割と好き。
ところで、映画の中では、ルーマニア語、スウェーデン語、英語が飛び交っているわけなんだけど、英語の字幕と英語の口頭の喋りのワードが若干異なっているんだよね。
なんでなんだろ?ていうのは気になりました。
英語の字幕自体は、ゆっくりめなので追いやすかったです。