ジョーカーみてきました。
最初の予告の時、見てみようとはまだ思っていなかったのですが。
ホアキン・フェニックスだと・・?となって見に行きたくなりました。
そして・・。てか・・。
ホアキンフェニックス、アカデミー賞主演男優賞とるでしょ。
というのが率直な感想です。
ビューティフルデイと同じやつには見えないよ??! 見えないよね?!
全く別人だが、ここでも死にたがりな役ばっかやってんな!!
ちなみに作品賞は、アカデミー賞の系統的には取らない気がしています。
が、男優賞は文句なしな気がします。今年映画館で見た映画の中では一番だ。
話を戻すと、この映画は、ご存知の通り、
アメコミのバットマンの敵役、ジョーカーが、いかにしてジョーカーになったのか、の物語。
もともとは、病気の母のめんどうを見つつ、自分はコメディアンになろうと日々ピエロのお仕事している。
でも、彼には持病があって。
辛い時ほど笑ってしまう。笑いが止まらない。笑いたくないのに。
のっけ10分とかそのぐらいで、ボスに呼び出されるアーサー(ジョーカーの本名)。
くどくどと、お叱りを受ける。
その時、アーサーは笑ってる。
こんな経験ないだろうか?
わたしは、怒る直前まで、本当に泣く直前まで、ヘラヘラ笑っているタイプだ。
自分の感情を隠して、穏便にやり過ごしたいから、ってのが一番なのだろうし、
見せたくないのだと思う。
だからこのシーンで、自分の経験がフラッシュバックしてしまった。
でも、彼は感情を隠したいわけじゃない、泣きたい時に、辛い時に笑ってしまうのだ。
なんて辛いのだろうか。
そして、彼はどんどんと社会に呑まれて、どんどん追い詰められていく。
なんという鬱展開。
これは鬱な時に見てはいけない。ていうか、わたし今、ちょっとむしゃくしゃしてて、ビミョーに鬱な気分なんだけど、余計鬱になっ(略)
正直な話、彼だって悪いんだ。ていうところもなくはない。
でも、この彼がどんどん落ちていく様が、どんどん落とされていく様が、
もうホラー映画だ。
悲しみと恐怖が入り乱れてくる。
人は一人にはなっても良いけど、孤独になりすぎてはいけないのだ。
と、終始鬱展開だったのだが、不思議なことにこの映画を見終わって
自分の好きな人たちと好きな時間を過ごそう
と思うのでした。
わたしポジティブすぎだな。変わってんな。
映画は良かったです。鬱じゃない時に見ましょう!