八月の鯨を見ました。
と言っても結構前に見たんですが。
この映画って、なんともない、とある1日を切り取って、
とある島に住む姉妹の様子を淡々と描いています。
本当に、淡々としてて、最初見たときはあっというまに終わってしまった。
でもこの映画、何故か
何度も見たくなってくるんですよ、不思議なことに。
しかも、初回に見たときより、二回目見たときのほうが、じわじわと懐かしみを帯びて、好きになる。
妹が、家の入り口のところで、目の見えない姉の髪をとかしてあげる。
姉は、目が見えなくても、持ち前の気の強さで、そんな姉ともあーだこーだと会話しながら、世話を焼く妹。
この関係性が、自然で好きだ。
昔から、きっと小さい頃からこんな姉妹なんだろう。
なんでもないいつもの日々。それがとてもかけがえのない。
学校からの帰り道に友達とよる駄菓子屋とか。
昼休みの友達と食べる弁当の味とか。
会社から帰る時に同僚と寄って帰る飲み屋とか。
そういうものを懐かしんで思い出す、そんな映画です。