どういう理由で借りたのか忘れましたが、愛について、ある土曜日の面会を見ました。
フランス映画だそうです。
フランス語は読めないので英語の原題でいうと、Silent Voiceだそうです。
見たことないなーと思ったら2009年とかの映画でした。
この時期はストリーミングとかそんななかったから見る機会も金もなかったなとふと思う。
監督は、レア・フェネール。これが初監督らしいですね。
あとで調べてわかりましたが、女性の監督らしいです。納得。
今37年らしいので、当時30弱なのか、と思うと
この年齢でこの映画か、という意味では興味深い映画です。
3人の主人公たちに焦点を当てて、その人たちがある土曜の朝に面会をしに行く、訳なんですが、そこに到るまでの経緯、想いなどを徒然と映画にしている。
そんな感じの話です。
個人的に、この映画で一番好きだったところは、
女優さんや男優さんたちがとっても良いな
と感じるところでしょうか。
息子が殺されてしまったお母さんや、
恋人が捕まってしまったティーンエージャーや、
自分と瓜ふたつのそっくりさんと面会しに行くアラサーおじさん。
彼らが、面会しに行くことになる、その想いなどを徒然しています。
丁寧で上品な作りで好感が持てます。
という意味では、そこまで彼らに感情移入して映画を見るということはありませんでした。
個人的に、好きなセリフは、最後にアラサーおじさんに、かけられる言葉でしょうか。
あの言葉を受けての彼の目が印象的です。
しかし、こういうみつどもえ映画だと、よくあったりするのが、
実は3人のストーリーは絶妙に絡み合っていて、とんでもない展開になっていたりする
こともあるのかと見ていましたが、そんなことはありませんでした。
飽くまで、丁寧にドラマを作るということに重きを置いているようです。
そこが良い映画といえばそうなのでそこは良い気がします。
が、俳優さんたちは大変魅力的なのですが、個人的にはイマイチハマらなかったかな?という感じです。
が、今後どんな作品を撮るのかが気になるところですね。
ヨーロッパ的な作品でした。