マッド・ダディを見てきました。
原題はMOM&DAD。
予告見てると、これは中々ホラーコメディの予感。
早速ホラーに飢えてるわたし見に行くことにしました。
あらすじ
やんちゃな息子のジョシュと、反抗期の娘カーリー。娘は黒人のデーモンと付き合っている。おとうさんのニコラス・ケイジと、ママはいつもと変わらない日常を過ごしていた。
すると、朝のニュースで子供が車に置き去りにされたまま電車と衝突するニュースが。
どうやら、母親と見られる女は車を乗り捨てどこかに行ってしまったらしい。
家族は各々が学校や会社にでかけていくのだったが、何やらいつもと街の雰囲気がどこかおかしい。。。。
軽快な音楽に相反する暴力
予告通り突然凶暴化した親たちが襲ってくるわけですが、そのときにかかる曲がお花畑でもかけてるのかな?ていうぐらいに、ウフフ、アハハしてるんですよね。
この曲がかかる時点で、あ、これはホラーコメディなんだなっとわくわくします。
ちなみに、グチャい音はするものグチャい映像はないですね。
ホラーコメディだと、グチャウケるみたいな映像がよく見受けられるものですが、映像じゃなくて他のところで笑かせにいきたいのかもしれません。
ニコラス・ケイジのお菓子を貼り付けた顔が最高!
個人的に、この映画で評価するべき点はここだと思います。
ニコラスケイジが狂った父親を演じているんですが、もうニヤニヤウフフしてて、お菓子貼り付けた状態で万能ノコギリ動かしているシーンは、個人的にはシャイニング!
あの歩き方も最高!
もっとやってくれケイジ!
と、新たな可能性を見せてくれる映画でした。ニコラスケイジにこういうちょっとアホでドジだけど暴力的なキャラを演じるようなホラーコメディに出て欲しいなと思った次第でした。
チャッキーみたいで楽しいね。
テンポの悪さはイマイチ
ちなみに、本編はほぼ予告のトレイラーの内容になっているので、予告でだいぶ凝縮されているな感はありました。
この映画では、ママとパパ達のいい思い出(過去)と、現在の狂ったママとパパ達(現在)を交互に見せていくのですが、過去に話が移った時が結構長く、退屈に感じてしまって、そのせいかテンポが悪く感じられてしまいます。
テンポを取るなら、この過去話は笑いのネタにするぐらいに短くしたほうが良かったんじゃあないだろうか〜とちょっと思ったりもします。
そのためか、ホラーコメディになりきれてないな感は少しありました。
最後の終わり方は
それにしても、この映画、どうしてママとパパ達がおかしくなるのかの解決も描こうとはせず、果たしてどう終わらせる気なのかと思いながら見守っていた所、
そこで終わるのか!!
という終わり方でした。ある意味潔いのかもw
ということで、もう少し、ホラーコメディに振り切っていればな感は残りましたが、それなりに楽しめました。