兼ねてからみたかった、ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンスを見ました。
もうあれだよね
最高過ぎて最高過ぎて最高すぎてありがとうNETFLIXっていうかジムヘンソン工房!!
素晴らしいよ!!ダーククリスタル!!
落ち着いて話せそうにないよ。頑張るよ。
ダーククリスタルといえば、おのずと知れたセサミストリートを世に生み出したジミヘンソンのマペット映画だ。
彼の映画を始めてみたのは、ラビリンスだった。
ラビリンスとかね、ストーリー全然頭に入ってこないのよ。
そんなことより、人形の動きの素晴らしさに目を奪われてずっと見てみるのよ。
そして、ダーククリスタルだよ。
もうね、素晴らしいのよ(語彙力)
水はリアルな水をつかっているけど、人形が走るところは人間がはしってたりもするし、ありとあらゆるできる限りのアイディアを使って、人形劇をしているのよ、劇っていっていいかもわからないのよ。生きているようなのよ。
その前日譚のドラマだよ。みるよねみるしかないよね。
ということで、ドラマ化。
メイキングもNetFlixで見られるので、合わせてみたいところだが、本作はどのように映画と違うかという点をまず言っておかねばならない。
このダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンスは、当初ネットフリックスではアニメ化を考えていたらしい(メイキング参照)
だが、ネトフリ側が、ダーククリスタルのファンのことを考えた時、彼らが何を一番好きだと考えているか?と考えて、それはやはり
マペットだ
という結論に達し、ヘンソン工房に電話したという。
アニメ化ではなく、実写を撮りたいと考えている。費用はいくらだ?
と。
ありがとう、ネットフリックス!!!ファン(わたし)にとっては、最高の作品だ!
本当に素晴らしい作品だ。ネットフリックスの金銭を厭わない精神がなければ成しえなかっただろう。
このドラマは、何を大事にするか、ということをとても意識している。
だからもちろん、作品のほとんどの登場人物であるキャラクターは、ほぼマペットで作られている。
マペットだけでは再現できない、飛ぶシーンの羽だとか、洞窟の天井をうごめく蜘蛛だとか、馬車の車輪となるダンゴムシだとか、そういうところはCGだ。
また、リアルな目の瞬きをCGで再現したりだとか、そういうところはCGを多用している。
でも決して、マペットらしさを失わないようにCGを利用している
焚火のシーンだとか、火を使うシーンでは実際に火を使っている。
ここは結構大事だ。火っていうのは、実物じゃないと違和感がでると私は思う。
(人形が燃えないかという不安はよぎる)
素晴らしいよ!ダーククリスタル!
また、ダーククリスタルの映画版で、コンセプトアートを担当していたブライアン・フラウドも参加している。てか、親子で参加している。愛を感じるよ。
素晴らしいね!!もう吐息が漏れるよ。
今回のドラマ化では、通常では実現できないようなシーンが沢山ある。
人形の全体シーンだ。
映画版では、ゲルフリンの全体を映すシーンはあまりなかったように思う。今回のドラマ版では、全体を映しながら、後ずさりしたり、足までの全体シーンがみえたり。
これは、CGによって、操者を消しているから成しえたことだ。
また、人形自体の感情表現が豊かだ。
特に人形の質感が素晴らしい
本当の肌のようにも見えるし、本当に憂いているようにも見える。陰影も素晴らしい。そこに感情が存在する。素晴らしい。
そして、今回のドラマでは世界観構築が素晴らしい。
ダーククリスタルの映画版では、描き切れなかった世界観を広げ、掘り下げている。
ダーククリスタルの世界には、いろんな種族・民族がいて、そこでは実はいろんな差別があったりもする。
ディートは地下で暮らすグロッタンという民族だが、地上の民からは虐げられている。
洞窟で暮らしているから、黒目はゲルフリンより大きいし、肌は緑がかっている。城のお姫様からは、いつ体を洗ったの?と言われる。
でも、ディートは、体を洗う必要があるの?と問いかける。
価値観は一つではないのだ。
ストーリーの展開や物語も、映画よりさらに深堀されていて素晴らしい。
ダーククリスタルは、もしかしたら映画ではなく、ドラマである方がよりよく人にそれそのものを伝えられるのかもしれない。
アクションシーンも群を抜いている
宙を飛ぶゲルフリン。爆弾で弾きとぶ大地。地面を這うゲルフリン。
もう何をほめていいかわからないほどだ。
ダーククリスタルのセットは、ほぼ発泡スチロールだが、そうは見えない。
凄い塗装技術だ。
そしてそのセットは、人が入れる空間を用意するために、2mは底上げして、自由に移動できるセットになっている。
本当に、その空間が存在するかのような世界観を創造し、登場人物たちを創造している。
クリエイターたちの魂を感じる作品だ。
お願いだ、シーズン2はいつか教えて欲しいw
といいたいところだが、打ち切られたらしい。悲しいぜ。マジで悲しいぜ、ネットフリックス。
でもな、私はこれ大好きな作品だ。