イン・ザ・トール・グラスを見ました。
てか、以前見た1922っていうスティーブンキングの映画思い出すなあ、と思っていたら原作はスティーブンキングとジョーヒルの短編だった。
いつもいるな、スティーブンキング!w
で、この映画を見たきっかけですけどね。
それは、ホラーの対象が、葦の長い草っていうところね。
草もってきたか!草!
なんかさ、アメリカのホラー映画とかってさ、トウモロコシ畑とかよく出てくるじゃん?そこで、犯人とかに追われるんだけど、どっちからきてるかわからないし、右か左か後ろか。でも、姿が見えないし、案山子怖いし、みたいなさ。
日本でいったらなんだろうな。葦の長い田んぼなんてないし。
要するに、アメリカのホラー映画にはよくある、
片田舎の感じの怖さを象徴する部分だと思うんだよね。
アメリカの道路って、やたら長いし、信号すらないし、あってもガソリンスタンドで、そこで会う店員は大体汚いし(ホラー映画だと)、うっかりすると近くの農場には人肉工場があったりして(略)
ていう妄想が広がるよね。それと同じで、葦の長い草は恐怖の対象っていうさ。
の発想をついているところなんだよね。わたしこの着想自体は結構すきで、しかも葦の長い草原が主人公なわけで、片田舎だし、製作費とか全然かからないホラーの王道感があるよね!
っておもったんだけど。
ちなみに、脚本はキューブのヴィンチェンゾナタリ。
この映画、嫌いじゃあないんだけど、途中までね。
この退屈な草原をどう料理してくれるんだろうって、最初のほうみてたのよ。
途中から、時間要素を追加してきたので、なるほどそう来るんですねって思ったんだけど、さすがに草だけでは間がもたなかった!!
草だけでは!!
途中から泥仕合に発展してしまって、すごく尻切れトンボの内容になってしまったのが残念かな。
元々短編だから、ここまでの要素もなかったんじゃないかなあという気もするけど。
何もないものをもう少しいい感じに料理してほしかったかなあ、っていう映画になりました。