ラチェッドを見ました。
ネットフリックスのオリジナルドラマですね。
最近数年ぶりに入りました!オリジナルをGWで見まくろうと思っています。
で、ラチェッド。
ラチェッドっていうのは、カッコーの巣の上での映画に出てきた看護師長のことです。
はて・・どんなひとだっただろうか?
っていうのをあまり覚えてない。
カッコーの巣の上で自体をみたのは学生の頃。あまり記憶がなかったので、今度見直さないといけないが、ようするに、少し前1950年弱ごろに流行したロボトミー手術などを題材としている。
当時、女性のヒステリーだったり、同性愛といった症状は精神疾患だとみられていた。そして、それら精神疾患はロボトミー手術で治ると信じられていた。
ロボトミー手術とは、前頭葉の部分にドリルで穴をあける手術のことだ。
そうすると、ヒステリーだった女性たちもおとなしくなって、成功したとみなされていた。
しかし、それによって廃人になってしまう、という恐ろしい手法が善とされていた。
それをテーマにした映画作品はいくつかある。
ラチェッドはその時代をモチーフにした映画だ。
しかし恐ろしいのはロボトミー手術だけではない。なんといっても奇怪なのは、高温のお湯に20分患者をいれて軽い火傷を負わせた後に、氷水に入れるというなぞの拷問の処置をするという治療法もあった。
これは治療じゃねーだろ!! って感じではあるが、実際にあったのだろうか。
そして、この映画の面白いところは、なんといっても一見裏があるようにしか見えない恐ろしい主人公のラチェッドにどんどん感情移入していくところだ。
彼女は言葉巧みに、精神病院での地位を確立していったり、企みを成功させていくが、彼女は必ずしも悪ではない。
むしろ、善なのだ。そこが面白い。
そして、このドラマ、いろんな家具やインテリアのデザイン、服飾などもおしゃれなところが魅力的でもある。
たまにぐちゃっとホラーなときもあれば、ドラマ的でサスペンス的な要素もあり、良いエンターテインメントになっている。
うまいぐあいに映像としてのぐろさはそこまではないのだが、(いや微妙に足とか手とかあるけど)胸糞が悪くなるような仕打ちとかがあったりするので人によってはもやもやするかもしれない。
シーズン2も予定されていることから、今後どのように展開されていくだろうか。
気になるところだ。
吹替も割とイイネ。