世界的ベストセラーとなる著書のデダリュスを世界同時出版するのに伴い、9人の翻訳家を地下のシェルターに招き、そこで数か月翻訳作業を行うーという話。
元々は、ダンブラウンのシリーズの本を翻訳する際に、地下室に隔離する話がベースになったと言われている。
なんていうか・・。
今のご時世ありそう感漂いますねw
ちょっと前にも、ロードオブザリングのドラマ版を制作するにあたって、アマゾンプライムでの隔離の話とかちょっと記事になったりしてましたしね。
本を読む国ランキングでいうとロシアは結構上位なハズなんですが、9人の中にはいなかったですね。
1位中国っていうのはなるほどっていう感じがします。
知り合いに中国人の子がいるのですが、やはりある程度の規制があるだけに、知識の探求や欲求が凄いなと感じるんですよね。
そういえば、北欧の方では、ミステリーとかスリラーとかが凄い出版されて売れるそうです。
と、雑学の話をしたところで本題ですが。
この9人の翻訳家、地下室に集められた人々が翻訳し始めるって話なんですね。
一瞬、森博嗣のそして二人だけになったを彷彿もさせる。
そうこうして、そのベストセラーの冒頭が盗まれ、一部公開されるという強迫をされることになり、犯人はこの中にいるー という話になるわけですね。
この映画を見たときに、ちょっと感じたのは、
映画のes感を感じる部分もあるわけです。隔離された密室で起きるわけなので。
ただ、esほどの狂気の沙汰みたいなことまでには至らない。
ある程度の理性を保ちながら、物語は進行し、いったい誰がというのが最後まで謎には終わらずに、ある程度の予想のもと自体は進行します。
ただ、この映画にはある程度の爽快感とぎゃふん感も存在し、犯人んがそういったった経緯というのが一番の見せ場になるということでもあります。
私がこの映画を見てある種、一番心が動いたのは、
翻訳家として、翻訳家は、ある種影としての存在であり、小説家になりたいという想いも押し殺して生きてきていたある登場人物の、やるせなさを感じてしまった瞬間です。
気づいてしまったということが、一番辛い。
ここに来なければ、満足していたことも、ここに来たことで気づいてしまった。
と、いうことでは!!あ!!みたいなどんでん返しみたいな展開というよりは、丁寧な描き方だし、フランス映画っぽい終わり方だなって感じもします。
が、途中戯曲ていうか、舞台的になる部分もあったので、合う人合わない人もいるかな、って感じがしました。
私としては、もうちょっとスリラー感ほしかったんだな!!
っていうところでしょうか。