太陽のあくびを読みました。16回電撃小説大賞です。
著者は、有間カオルという人ですね。
メディアワークス文庫なのでライトノベル系統なんですが、ライトノベルの中では挿絵とかが入ってないタイプの、電撃 -> メディアワークス -> 新潮とか
って感じで間のジャンルかなと思います。
瀬戸内海の小さな島で、レモンみたいなミカンみたいな酸味のある果物を育てる人々の青春モノという感じの作品です。
最初に落としておいて、あとから爽やかに駆け上がる、という感じの作品。
1巻完結なのですが、後半のうまくいきすぎ感がちょっと駆け足感があり、
ウマクイキスギ
という感じがしているのが否めませんが、レモミカンになぞらっているのか爽快に軽やかにフレッシュ、という感じは好印象だと思います。
ライトノベルで通販番組ネタ持ってくるんだという異ジャンル感もあります。
読みやすい青春ものでした。