ゴールデンカムイを読みました。
漫画2巻ぐらいまでは読んでたんですけど、最近漫画をなかなか読まなくなっていたので、放置してました。
知り合いから全巻Kindleで借りたので読んでみた次第です。
読んで思ったのですはね。
グルメ漫画だね、これね!!
って、巻が進むごとに思います。すげーおいしそう、食べたい。
チタタプってどうしたら食べれるの。
チタタプっていうのはですね、狩りでGETした肉とか臓器とかをなめろうみたいにたたいて、むちゃむちゃにした食べ物なんですけど、すごいおいしそうなんですよ。
チタタプ言いながら刻む。
そして、ヒンナヒンナいいながら、おいしそうにほおばる。
もうおいしそう。
鍋料理が良く出てくるんですけど、兎を煮たり、ラッコくったり、アザラシくったり、クジラ食ったり、とりあえず全部食べてみたいし。
で、狩りした後はさ、脳みそを食べるのが特権だったりするんだけど、ほんとにおいしいのか気になるとか、いろいろ文化とか、アイヌの言語とかも気になったりするわけでですよ。そういう意味では、
文化的にも大変興味深い漫画なわけです。
ちゃんと、アイヌの文化も凄い下調べしているし、感嘆します。
もともと、この漫画は、とある囚人たちに宝の地図を入れ墨してしまったので、その皮を集めるっていうお話なんだけど、それを追い求めるチームがいくつかにわかれつつも、敵になったり、味方になったりという感じもあって、いろんなキャラに思い入れも沸いたりするんですよ。
かと思うとね、
いきなり死んだりもするわけです。
ネタ晴らしになるから、誰が死ぬかとかは言えないんだけどさ、キャラクターも愛くるしい(いや、暑苦しい)男所帯なんだけど、
男所帯たちが、絶対に1巻に1回は脱いでますよね
というか、これは、日本版マジックマイクなんじゃないだろうか?
という既視感を覚えるぐらいのストリッパー具合で、キノコもたくさん出てくるわけなんだけど、青年漫画だなって感じがまたこれ楽しい。
個人的にゴールデンカムイの漫画の中で一番好きなのは、えどがいくんなんだけど(気持ち悪くてテンション爆上げ変態で最高)
とまあ、個性豊かなキャラクターが沢山いるのが楽しいですね。
でもしかし、熊との死闘もあるので、これまた
レヴェナントなんじゃねぇかコレ
ていう感じもあって、要素ふんだんで楽しいですね。
首もびょんびょん飛びますし、ひともびょんびょん死にますし、血もびしゃびしゃなんで、
全体としては、日本のちょっと昔を舞台にした、雪景色のわびしい中で行われる西部劇
かな感もあって、いろんな要素を含んだ、エンターテインメントだなと思います。
アイヌ=インディアン みたいな図式です。
大変興味深い漫画でした。