母なる証明をみました。英語タイトルは、Motherみたいですね。
ポンジュノなのでみないとなーと思っていた本作です。
この映画をみてまず感じたことは、
韓国の警察ってこんな適当なん??
ってことです。
殺人の追憶でも思ったけど、こんな適当でいいのか!韓国!!って思うやつ。
本当のところどうなんですかね?
ポンジュノ作品は、コミカルな要素ちょいちょい入れてくるので実際のところを調べてないけど。
ちょっとおバカな息子を過保護なぐらい心配するお母さんが主人公のこの映画。
息子が殺人容疑で捕まってしまって、おバカな為に自分が殺したっていう書類に捺印してしまう。
お前、もうちょっと考えろ
ていうやつ。そんな息子の過保護具合は、もう冒頭のベンツに引かれそうになるシーンで如実に現れる。
自分の怪我より息子の怪我。
このワンシーンだけでも、過保護具合が顕著だ。その後も、ちょいちょい過保護具合が表現される。
プッと笑ったのは、酔っ払って息子が帰ってきたおりに、自分の母親の寝床に行って、母親の胸を鷲掴みして寝るシーンである。
お前!!何してるんや!w
もうこのくだりから、こいつが犯人じゃないと憶測する。そんな訳はあるまい。(逆にしてたらヤベーやつだ)
そうこうして、ここから息子の潔白を証明しようとする母親の戦いが始まる。
それにしてもとにかく、コミカルだ。
あの日の夜のことを思い出せ!と母親が、こめかみに指を当ててごらんというやりとり。
あの日の夜のことを聞き取り調査する母親がメモする先は、自分の手のひら。
なんてコミカルなんだ。
そして、母の執念により、徐々に真相が明らかになる。
このくだりは、なんていうか、火サスのような流れだ。
火サスも基本的に警察が役立たずで、ヒロインとかが事件を解決に導いていく。
懐かしみを感じる。
そして、明らかになる真相。
なんだって・・・おいおい、まさか・・おいおいお・・・・。
という事実が判明するのである。
なんとまあ、恐ろしい話なのである。
本当に、この後の展開が恐ろしいのである。(力説)
あの時死ぬべきだったのか?そういうことが頭をよぎる。
しかして、母としての心は複雑だ。観客の心も複雑だ。
たくさん食べて。
このセリフが心に痛い。
太ももには、悪い記憶や病気の元になる心のしこりを治すツボがある。
ハッとなる。
韓国映画は、最初はコミカルなのに、コミカルかと思いきや、最終的に感情の起伏を刺激するのでやっぱ凄いですね。
パラサイトも早くみたいところです。恐ろしい映画でした。