二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2020
映画館鑑賞リスト

映画:天安門。3時間を超えるドキュメンタリー。あのとき何があったのか。

en.wikipedia.org

天安門を見ました。

天安門事件のことをなんとなく知ってはいたものの、具体的にどういうことが起こったのか、いきさつなんか知らなかったのもあり、良い機会たったので見てみました。

中国人の知り合いが出来て、この映画について教えてもらったってのもあって見る機会になったかな。海外の人と話すのは、意見交換になって良いですね。

結構古い映画です。

映画自体は、前編、後編で分かれています。

当時のデモに関わった人たちのインタビューを交え、何が起きていったのかのドキュメンタリーになっています。

ナレーターの人はアメリカの人みたいですね。

ていうか、この映画さ、IMDbで探しても引っかからないんだが・・w

予告とかはユーチューブに上がってますね。ていうか、本編ごとあがってる、さすが。

この映画は、当時のデモに関わっていた人物たちのインタビューを交えながら、当時何が起こったのか辿っていくドキュメンタリーになっています。

このインタビューが結構貴重で、この映画を境にして、死んでいる人もいれば、捕まってしまった人も。

まじですか・・と、映画を見終わった後に登場人物たちについて調べたらなかなかの驚愕だった。

そして、そこまで天安門事件について知らなかったため、この映画を見てびっくりした点がある。

時が進むにつれて戒厳令が敷かれていく顛末になったわけだが、

最初から軍の人たちは、デモ隊に攻撃的だったわけではなくて、デモの人たちを笑顔(というか、かなわないなっていうような表情)だったり、敵意を抱いていないということが映像を見てわかる点だ。

実際、戒厳令が敷かれてから、天安門事件が起きるまでに一ヶ月弱とかの間が空いているわけで、すぐに事件に発展したわけではなかった。

天安門事件でよく見る映像といえば、戦車に向かって、一人で立ち尽くした男の人の映像。戦車が方向転換をしようとすると、それを足止めするように立ち尽くしたやつ。

あの映像の強さのイメージが強かったけれど、長引くデモの中で、戒厳令を敷かれていても、完全な敵意を持っていたわけではないということがびっくりな点だった。

そうして、問題の天安門事件の日にちへと迫っていくわけだが、ここの直前にまた興味深いのは、柴玲のインタビューだ。

ホテルで行われた海外の記者たちとの密会で、柴玲はデモの行く末について涙を流して語っている。

この国を変えるには流血しかないと、デモに参加する人たちには血を流してもらうしかない。そんなこと参加する人にいうことは出来ないと。そうして、自分は死にたくはないから国外脱出するとまで語っているわけだ。少しもやもやする展開でもある。

まだ学生ということもあってか、翻弄されている様が見て取れるが、

結果的に、今の時期にデモ隊を抜けるのはまずいと説得され、彼女は天安門事件の日も留まることになった。

6月3日から、4日にかけて、デモ隊が降伏するのか、しないのかの採択を迫られた時、 デモ隊を率いるリーダー達は、去る者は去れ、残るものは残れと指示を出す。このような巨大なデモ隊を指揮していたリーダー達の突き放したような指示については、なんといって良いものか・・と思わなくもないが、そこで軍部に降伏の交渉をしにいった人物もいた。

それが劉暁波だ。あの最中、軍部に対して交渉しにいくのは、勇気のいる行動だったと思う。

そうして今香港でデモが起きている。あのデモも長期化して、もうあと三ヶ月もすれば1年を迎えようとしている。既に死人も出ている。

天安門事件を彷彿とさせてしまうのは、いうまでもないかもしれない。

香港の行方が気になる。

 

 

 

©2015-2019 javok's diary