アメリカン・アニマルズを見てきました。
学生版のオーシャンズ11ていうような説明書きしてたりしましたね。
正直、まあ、興味はなかったんですが、なんと、主演の子が。
バリー・コーガン!
聖なる鹿殺しで、なんだか強烈な冴えない顔を私に印象付けたあの子です。
ていうか、まあ、主役扱いされてないんだけどさ、正直こいつが主役だろう!!
このパッとしない顔がなんとも最高なんです!まぶたが腫れぼったくて、口もひん曲がってるし、
すごいMOB顔(褒めてる)
ライフイズストレンジやるとしたら、彼にネイサンやってほしいんだ
(私の中ではイケメンではなく、冴えないボンボンのイメージだからな!)
話がだいぶそれたけど、要するに、私はバリー・コーガンをみに行ったわけですよ。
なんとなーく芸術系のクラスの大学に入って、ちょっと悪の友達がいるけど、パッとしないし、描きたいものもかけない。名だたる芸術家たちっていうのは、それなりに悲壮出会ったり、壮絶な人生を送っている、僕もそんな人生を送ってみたい。
そんなことをスペンサーは語っている。
案の定超絶MOBキャラ。
すると、普通の映画ではみない感じのテイストで物語が語られる。
この映画、実話を映画化した話なのである。
ていうか、知らないでみに行ったわけですよ。
大学生4人が1200万ドルの価値のある本を図書館から盗むっていう実際の事件です。
で、ここで面白いというか興味深いのは、
実際の事件の犯人たちが実際に出演している。
むしろ共演していると言っていい。
しかも、インタビュー調に出ているだけではなく、物語上、若き日の彼と、現在の彼と同時に登場するシーンなんかもある。ここがちょっと新しい。
キャストを見るとわかるが、スペンサー役のところに、The Real Spencerとか書いてある。
まさか実際の犯人をキャスティングしてくるとは思わなかったぜ。
と、まあ青春ものかつ、犯罪を犯すに至るまで、を描いているわけなんだが、この犯罪をいざ、犯すってことになり始めてから、犯罪を犯す下りが、
めっちゃイラつく
ちょっとネタバレすると、
物事がうまくいかないわけだから、登場人物たちの気持ちになったら、イライラするのは当たり前かもしれないのだが、私がイラついたのは、うまくいかないからではなくて、
こいつらの考えが浅はかすぎてイラつくのだ
ていうか、まあ、確かによく考えたら、この主犯格のウォーレンはすごいバカだし、かといって他の奴らは、今まで犯罪らしい犯罪もしてきたことがない素人だから実行能力はなくって、バカばっかりで、どうしようもないのに、
なんで実行しちゃったのさバカ!!!
みたいな感じになっている。
全くその通りで、頭のいいやつが、浅はかすぎるぜ!ほんとバカだな!とツッコミを入れるんだが、じゃあお前がやれよ!とウォーレンが反撃するなんてこともあるわけだ。
全くその通りなんだ。
口ばっかり出すやつっていうのは、実行力がない。
じゃあと、俺が買って出たところで、気づけよばか!みたいなことも気づかないで後の祭り。
なんとも、青春の苦い思い出になった、という本作でした。