その手を離さないで、を見てきました。
原題や英語でもそのままの意味らしいです。
このタイトルのもとになっているのは、この映画に出てくる男の子が、父親に再会し、僕をもうおいていかないで!というシーンが出てくるのですが、それの言葉を引用しています。
わたしを離さないで、のほうが原題には近いそうなんですが、イシグロカズオの映画があるからこのタイトルになったらしいですw わたしも間違えてたしな。いけませんな。
ちなみに、この映画にはイーサというお父さんを亡くした少年から見た孤児の話になっています。
ただ、主人公と言うか、主要人物はこの3人。
実際のシリア難民の子供達がフィクションを演じているー と思ってたんですけど。
エンドロール見る限り、本人が本人を演じているじゃあありませんか!!
まじか
なんて恐ろしい、と言うかシリアスな再現映画なんだ。
どこか脚色しているのか、してないのか、それはわからないんですが、本人たちが本人を演じる映画を初めて見ました。
戦争孤児って言うのは、イスラムの方だと、親父さんが亡くなっている場合、母親が生きていても孤児と言うのだそうです。
両方死んでる場合だとばかり思っていたから、そこにまず知らなかったの衝撃。
そして、この映画について、何をいえばいいのか・・・すっごいむずい。
ただ、この映画で一番に思ったことといえば、私この前日にも映画祭見に行ってたのですが、そこでイスラエルでは、タレントオーディションみたいなものがお国柄好きで、いっつもいっつもテレビやイベントでやっているって佐野光子さんだったかな?が行ってたんですけど、丁度そのネタが出てくるんですよね。
で、そのシーンがとてもグッときてしまって。
なぜ彼はそこに出たかったのか、と言う思いが痛いほど伝わってきて、やるせない思いになったんですよ。
多分ですけど、こう言うタレントオーディションって目に触れる機会が多いんですよね、きっと。
色々考えさせられる映画でした。
ところで、ハトのお国柄的な扱いの意味をあまり理解できなかったので、知りたいところ!