見てきました。
一作目のメリーポピンズの続編です。
一作目の登場人物が引き続き出演するので、一作目を見ていた方がより楽しめるかと思います。(なおかつ、一作目のネタも出てきます)
一作目は、Amazon Primeなど動画配信サービスで見ることが可能なのでそちらでの鑑賞をお勧めします。まあ、一作目を見なくてもそこそこ楽しめますが、
ああ、このシーンは一作目のオマージュだなとかってのが、一作目を見ているとわかります。
ちなみに、私も見る前に一作目を見てから鑑賞しました。
傘で家の前に降りてくるのがとても印象的で、見ないといけないなーと思っていたんだけど、なかなか手が伸びずに放置してたんですよね。
で、一作目を見た感想。
すげぇ
1964年にこれ作ってるってのが凄い。莫大な金が動いていそうな気配がする。
メリーポピンズってのは、イギリスで言うところの子供を面倒見る乳母をナニーマクフィーって呼んでいるんだけど、そのおねーさんが、空から傘で降りてくるって言うとんでもない映画w
傘で?!なにそれ?!タケコプター?!
みたいな。で、彼女が家族を幸せな感じに導いていくわけなんだけど、彼女は傘で空飛べちゃうし、四次元ポケットみたいなバッグは潜ませているし、魔法のステッキのようなものはもってるし、お部屋の後片付けとかも、ミッキーの魔法のホウキみたいにかってに動くし、ってこの描写がすげーーーーー素敵なんだわ。
片付けのシーンなんて、特に素晴らしい!
素晴らしいとしか言いようがない。
しかもそれだけではなく、二次元の世界に入り込むシーンなんかもあるんだが、
これもピンクパンサーの映画みたいで、新しい試みに挑戦していると言う感じがとても素晴らしい!
ちなみに、ペンギンもリターンズでネタとして出てきます。
イギリスの煙突掃除夫たちをテーマにした踊りも必見で、ススだらけの彼らのダンスもとてもいい、て言うかいい尽くしなんだけどね!
ススだらけになった、メリーポピンズがお化粧直しでさらに黒くなるシーンなんかもとてもチャーミングなんだわ!!
とにかく、映像的にも、ミュージカル的にもとても素晴らしい作品だった、それが1964年のメリーポピンズ。
で、今回のリターンズなんだけど。
一つ言うと、悪くはないんですよ。
美術的にも、衣装的にも、予断を許さない職人魂は素晴らしい。
でも、1964年の斬新さはない。
全てがオマージュに等しい。
例えば、今回は2D要素に加えて、3D要素を壺シーンにもってくると言うあの馬車疾走シーン等の迫力さはよかったが、突飛なものではなかったし、
煙突掃除夫たちの踊りが、ガス灯掃除夫になっていたが、それは飽くまでもオマージュに等しかった。
綺麗にまとまっていたけれど、それでいいのか?それがいいのか?!
1を見た衝撃がすごすぎて、2を見ると物足りなさを感じるのは間違いない。
が、しかし。
個人的に、メリル・ストリープを見れたのはよかった!!!
あの訛り(よくわからんけど、登場シーンから素敵だった)
一瞬ティムバートンの映画見てるのかと思った、この色合い。
マンマミーアであんま出てこなくて見れなかったし!
て言うか、マダムフローレンスのあの超絶微妙なバランスで音痴を演じていたメリル・ストリープのミュージカルをここで聴けるなんて!!
て言うことで、個人的にはメリル・ストリープ最高だったぜ。