二月の鯨

週3~5回いく映画鑑賞感想、たまに消化する積みゲーの感想、映画祭やドラマの話


映画作品鑑賞リスト2024
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イスラーム映画祭4:2番目の妻、2番目ってことがミソ。

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2番目の妻(原題:KUMA)を見てきました。オーストリアの映画らしいですね。

ていうか、最初に発覚する話をネタバレで話しますが。

私この話って、てっきり、トルコから息子のところに嫁にきた奴が、色々家族を掻き回しちゃう話なのかと思っていたんですけど(それはまあある意味間違いではない)

2番目ってそういうことか!!と最初の方で発覚するんです。

 

てっきり、息子の2番目の妻だと思ってたんですよ。

まさかの、親父の方だとは思わなかった・・・。

ということで、最初の方、結構衝撃的で、見てて辛いな。

つってもね、トルコから嫁に来た子だって、辛いと思うんだわ、でもお母さんもなかなか辛いよね・・・。しかし、よくワカンねぇええええ なんで嫁に迎え入れるんだろう、そういうもんなのか・・。

とまあ、そんでもって、お母さんは病を患っていてって話なんだけど、これが

生と死の描写を並行的に描いていて、見ていてなんともいたたまれない。

こういう一夫多妻の映画を見るのは初めてだったので、妻が二人で同居するっていう空間がなんとも言えない・・ぜ・・。

 

と、いたたまれない感じが続く映画なんですが、この映画

とても編集が違和感あります、て言うか話が飛ぶ。

結構、シーンシーンで刻んでいるんで、話がいきなり飛ぶとことかあるんですよ。

特におかんが手術受けた後の次のシーンはいきなりだったな・・・・。

それにしても、トルコから嫁にいくときに出発する車に水かけていくシーンがあるんだけどさ、トルコ的にはどういう意味なんだろね?知りたいところだ。

 

ともあれ、この映画で、印象的な皮肉シーンが出てくるんですけど、

給湯器買い換えないとね、ってお嫁さんがお母さんに言うシーンがあるんですよ。

すると、

まだ壊れていないのに、買い換える理由がわからないわ

みたいなことを言う。すると、お嫁さんが、

もう古いから買い換えどきですよ

て言うんですよ。それって、あなたはもう古いから買い換えどきって言われてるようで、なんか胸が痛いですね。

 

ラストに向けてもなんだかいたたまれなくて、この後この家族(というかお母さん)はどうなるのかな、って思っちゃう映画でした。

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