2番目の妻(原題:KUMA)を見てきました。オーストリアの映画らしいですね。
ていうか、最初に発覚する話をネタバレで話しますが。
私この話って、てっきり、トルコから息子のところに嫁にきた奴が、色々家族を掻き回しちゃう話なのかと思っていたんですけど(それはまあある意味間違いではない)
2番目ってそういうことか!!と最初の方で発覚するんです。
てっきり、息子の2番目の妻だと思ってたんですよ。
まさかの、親父の方だとは思わなかった・・・。
ということで、最初の方、結構衝撃的で、見てて辛いな。
つってもね、トルコから嫁に来た子だって、辛いと思うんだわ、でもお母さんもなかなか辛いよね・・・。しかし、よくワカンねぇええええ なんで嫁に迎え入れるんだろう、そういうもんなのか・・。
とまあ、そんでもって、お母さんは病を患っていてって話なんだけど、これが
生と死の描写を並行的に描いていて、見ていてなんともいたたまれない。
こういう一夫多妻の映画を見るのは初めてだったので、妻が二人で同居するっていう空間がなんとも言えない・・ぜ・・。
と、いたたまれない感じが続く映画なんですが、この映画
とても編集が違和感あります、て言うか話が飛ぶ。
結構、シーンシーンで刻んでいるんで、話がいきなり飛ぶとことかあるんですよ。
特におかんが手術受けた後の次のシーンはいきなりだったな・・・・。
それにしても、トルコから嫁にいくときに出発する車に水かけていくシーンがあるんだけどさ、トルコ的にはどういう意味なんだろね?知りたいところだ。
ともあれ、この映画で、印象的な皮肉シーンが出てくるんですけど、
給湯器買い換えないとね、ってお嫁さんがお母さんに言うシーンがあるんですよ。
すると、
まだ壊れていないのに、買い換える理由がわからないわ
みたいなことを言う。すると、お嫁さんが、
もう古いから買い換えどきですよ
て言うんですよ。それって、あなたはもう古いから買い換えどきって言われてるようで、なんか胸が痛いですね。
ラストに向けてもなんだかいたたまれなくて、この後この家族(というかお母さん)はどうなるのかな、って思っちゃう映画でした。